【ワインと水に戯れて】
オタール・イオセリアーニ監督の2002年の作品
〈あらすじ〉
フランスの小さな村。ヴァンサンは毎朝5時に起き、1時間半かけて勤務先の工場に通っている。単調な仕事の連続で、…
★変わり映えのしない仕事、奥さんの尻に敷かれているし、子供たちには疎まれてるし、何か全部嫌になって、ふらっと仕事を休み、そのまま全部置いて旅に出たヴァンサン。
◯何かすごく……すごく良かった
◯…
登場人物は皆んな
特に裕福でもなく
特に幸せそうでもなく
それぞれに悩みをかかえながらも
ただひたすらに日常を過ごしている
ワニ放し飼いしてたり
隣の小高い丘からハンググライダーしたり
日本とはだ…
ちょっと苦味のある、けど喉越しが良いワイン
オタールイオセリアーニ、病みつき
「今ではワインが料理の一部でしかない。味覚のためだけだ。
ここの飲み方はもっと精神的で素晴らしい。」
って海辺で誰…
第52回ベルリン国際映画祭銀熊賞。
オタール・イオセリアーニ監督作。
ジョージア出身の映画作家:オタール・イオセリアーニがフランス時代の2002年に撮り上げたヒューマンドラマで、地元を飛び出し旅に…
特にストーリーもないが、一家の大黒柱であるヴァンサンが仕事に疲れ、ヴェニスを旅する話。特にタバコのシーンが好きだった。労働者たちが仕事の合間で吸うタバコ、最後にヴァンサンが帰り、夫婦が特に会話もせず…
>>続きを読むオタール・イオセリアーニ作品は初めて!
田舎町もヴェニスも人物たちや風景がいきいきしてる。意外と毒っけもあり、クスリとさせられる。
お父さんが車の外にサンダル置きっぱなしにして出社するとこからもう好…
空間や時間、そしてその中での人や事や物の転がし方が文字通り「一筋縄」でない。
人や事や物の錯綜が、しかし明示的に一義的に何かを編み上げるという訳でもなく、一体なんなのかと思わせられる細かな描写があち…
2023.6.6ロキシー
ハリボテみたいな貴族おもしろすぎ
日常から逃亡した先の非日常もまた誰かの日常で結局逃れることはできないがそれに失望せず希望を見出し肯定していくラストがよかった
悪く言えばい…
月曜の規律的な営みから始まり、鮮やかな色と光に満ちたヴェニスへ。この卓越した物語の切り開き方に心掴まれる。
語り口は淡々としているのに対し、どこか慈愛と発見に満ちた眼差しが日常を生きる人々を際立…