日本の夜と霧のネタバレレビュー・内容・結末

『日本の夜と霧』に投稿されたネタバレ・内容・結末

大島渚のシネスコ長回し。撮影時間を短縮するため考え抜かれたような…或いは行き当たりばったりのようなカメラワークが面白い。
破防法/60年安保の世代間の差…学生の頃、辛うじて60年安保/70年安保で似…

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セリフの複雑さと膨大な言葉がワンカットの長さと相まって張り詰めた空気の中躓きや間違いを生む。その動揺がガラスにヒビが入るようにジワジワと拡がっていく。一つの集合体でありながら性別、身分、時代という分…

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わか〜も〜のぉよ〜体を鍛えておけ〜

連日の渚。
津川雅彦ら割と俳優陣が揃っているんだが、なぜかすんごくセリフを噛む。確かに難しい言葉が、結構長くあるから大変っちゃ大変なんだろうけど、躓くよなぁ〜っ…

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 素晴らしい一作だと個人的に思う。
 演劇的手法でカットを回して、スポットライトを当てることによって、その人たちの間にある権力関係を晒し出している。
叙述の手法は「藪の中」を彷彿させる。いったい誰が…

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今風に言うなら安保婚のふたりの
結婚式での話。

以前、70年の学生運動は出会いの場だったと
誰かに聞いたことがあるが、
もっと前からそうだった模様。

葬式のような結婚式に相応しく、
ずっと硬い表…

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津川雅彦が全学連の学生を演じるという事実が本作を劇映画に仕立て上げており、友人の結婚式で捲し立てる彼の滑舌だけがドキュメンタリー性をもたらしている。

「若者よ 体を鍛えておけ」という歌とブザーがず…

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公開数日で上映中止なった松竹時代の大島渚作品。
安保闘争で知り合った同志の結婚式で、繰り広げられる、ディスカッション。
だれも結婚式だというとこと考えてなくて、政治議論に熱中してる。

これも青春群像劇に違いない。

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』でうんざりして耳を傾けていた全共闘の細胞達の空疎な「ためにする議論」と変わらない。

よりによってそんな同志の結婚式で議論…

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大島渚の演劇っぽい演出大好きだ。
興奮する。
構成がおもしろくって、それにばかり感心してしまった。
破防法反対運動のときに学生だった人々と、60年安保闘争中の現役学生が、ふたつの世代の新郎と新婦のた…

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安保闘争に身を投じた人たちの熱量を描きながらも、流れ続ける音楽やそこが結婚式場という不相応、その式場⇄回想の往復や衒学的なセリフ、それを噛みまくる役者といった(意図的な)甘さや違和感から来る作品のイ…

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