ブルーノ・ガンツの訃報を知って真っ先に思い浮かんだのが、実はベルリン天使の詩でも永遠と一日でもなくこの作品だった。
作中写真が出てくることからもわかるように小津作品を意識した映像が特徴的で、静謐か…
日常を切り取るフィックスの画面の連なりがロードムービーを起草させる。随所に現れる電車が効いていて、カメラを動かさずに横移動する快楽に浸れるのが気持ち良い。故にエディット・クレヴァーが街を歩くシークエ…
>>続きを読む近づいてくると離れたくなる
独りで生きたい
居場所がないと嘆くなみたいなモノローグ
初めは人形みたいだったのが、喋りだしたら生きた人間になった。それだけで、この結婚はあまりよくないものだったんだと…