ヴェンダース作品の脚本を手掛けてきたペーター・ハントケが、ヴェンダースとタッグを組んで完成させた初監督作品。
ロビー・ミュラーによる撮影が素晴らしい。
構図もだし、作中にも小津安二郎監督リスペク…
最小限の表情の変化や激しい動作を避ける演技、厳格な構図のショットが効いた静閑な美しさに満ちた映像世界を堪能できる傑作。見ていてどこか小津安二郎っぽいなあと思っていたら途中から小津安二郎の写真が家に飾…
>>続きを読む日常を切り取るフィックスの画面の連なりがロードムービーを起草させる。随所に現れる電車が効いていて、カメラを動かさずに横移動する快楽に浸れるのが気持ち良い。故にエディット・クレヴァーが街を歩くシークエ…
>>続きを読むシングルマザーとして子育てと仕事に悪戦苦闘する女の日々。青みがかった映像は鬱屈した女の見ている景色をそのまま映したかのよう。あまりにも暗くて不安定で笑えてくる。ジャンヌディエルマンを思い出した。
随…
終始ぬかるんだ地面のよう梅雨のような映画ではあるのだけど最後の最後で薄明光線が差し込む。
鬱じゃない時に見たのにめちゃくちゃ鬱になった。ストーリーだけではなく、様々な箇所で用いられていた原曲から転調…