左利きの女に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『左利きの女』に投稿された感想・評価

ヴェンダース作品の脚本を手掛けてきたペーター・ハントケが、ヴェンダースとタッグを組んで完成させた初監督作品。

ロビー・ミュラーによる撮影が素晴らしい。

構図もだし、作中にも小津安二郎監督リスペク…

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4.0

最小限の表情の変化や激しい動作を避ける演技、厳格な構図のショットが効いた静閑な美しさに満ちた映像世界を堪能できる傑作。見ていてどこか小津安二郎っぽいなあと思っていたら途中から小津安二郎の写真が家に飾…

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KOU
3.6
ハマスホイの絵画の中にいるよう。
陰鬱だけど、心地いい。
そんな不思議な空間。
3.8

日常を切り取るフィックスの画面の連なりがロードムービーを起草させる。随所に現れる電車が効いていて、カメラを動かさずに横移動する快楽に浸れるのが気持ち良い。故にエディット・クレヴァーが街を歩くシークエ…

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mer
4.0

このレビューはネタバレを含みます

"今ここにいるのに ふさわしい場所がないなどと嘆くべきではない"

この言葉がずっと揺れてる。
仄暗く静かな映画だった。
ジャンヌディエルマンのような淡々と幸薄主婦を追いかける系は不謹慎だけど凄い好み心象風景として的確な画面の青々しさ
小津大好きが溢れてる
ハントケのイメージと少し違って、静謐で詩的な映像にちょっとびっくり
時代感覚なのか、なにをいいたいのかやや分からずに進んでいった。
ノノ
3.7

シングルマザーとして子育てと仕事に悪戦苦闘する女の日々。青みがかった映像は鬱屈した女の見ている景色をそのまま映したかのよう。あまりにも暗くて不安定で笑えてくる。ジャンヌディエルマンを思い出した。
随…

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Saaaaa
3.9

終始ぬかるんだ地面のよう梅雨のような映画ではあるのだけど最後の最後で薄明光線が差し込む。
鬱じゃない時に見たのにめちゃくちゃ鬱になった。ストーリーだけではなく、様々な箇所で用いられていた原曲から転調…

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玄人だなぁ。

今ここにいるのに、相応しい場所がないなどと嘆くべきではない。

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