映画として観るべき要素は無いが、ジャンヌのいる暗い場所はどこなのかな。
天国の門を通ったとは到底思えないし、火炙りのために地上に降りて自己陶酔の末にまた戻る邂逅を繰り返す空間の裂け目。地上人の罵声と…
ロッセリーニがこんなもん撮っていたという驚き。このアクロバティックな造形は、実写よりアニメーションの方が適していると思う。ってくらいの造形力。演劇のやり口をそのまま映画に押し当てたようなぎこちなさが…
>>続きを読む不倫で逃避行ナポリ版のこれとグリーナウェイ演出のヴェルディフェス版を見比べ。
じじいは観るたび突っ込みたい場面あって「チミが7世知ってたの、そこな辺の人から聞いたでしょ」てジャンヌに言いたい(自宅…
イングリッド・バーグマンは若い頃からジャンヌ・ダルクに想いをはせており、イタリアに渡る前にも一度映画に出演しているが、これはイタリアに渡った後、監督ロッセリーニで作られた映画。
しかし、全体的にチ…
1935年、ポール・クローデルの劇詩にアルテュール・ネオゲルが作曲した歌劇をロッセリーニが舞台を映像化した作品。
ジャンヌが天上から裁判を見下ろす景色での舞台と、豚裁判長・羊神学者・…
オネゲルの劇的オラトリオを元に、コラボレーションという形でロッセリーニの監督する映画オラトリオがあるのだということを理解するのならば、我々の関心はどこまでも舞台的な枠組みの中、ロッセリーニはバーグマ…
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