大正から昭和時代に繰り広げられる男たちの義理を描いた任侠作品「昭和残侠伝」シリーズの第七作目。
主演は高倉健、池部良が共演、藤純子がヒロイン役を務める。
舞台は東京の深川。
花田秀次郎(高倉健)…
沢島忠「飛車角」マキノ雅弘「日本侠客伝」シリーズで幕を開けた東映任侠映画は、私は時代劇の変形と見るので、幕引きも、加藤泰「緋牡丹博徒お竜参上」を頂点に、マキノ「関東緋桜一家」で膜を閉じた印象だ。この…
>>続きを読むカタギの生活を送ろうとするが背中の唐獅子が烙印のように高倉健にのしかかり、実家である料亭では別人に扮して微妙な距離感のまま滞在する。高倉健のこうしたジレンマが仇討ちという暴力によってしか解消されない…
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