風と共に散るの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『風と共に散る』に投稿された感想・評価

4.0

酒瓶を投げつけ、風(舞う無数の葉)と共にロバート・スタックがフレームインしてくる、アバンタイトルに再接続される構造はフィルム・ノワール。
ドロシー・マローンが見る姿なきフラッシュバックも『心のともし…

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4.9

円熟期のハリウッドが魅せる破滅的ユートピアの極みでした。
冒頭のシークエンスから古典ハリウッドがスタジオシステムの中で熟成してきた構築された美の到達点のような詩的映像で、舞い落ちる木の葉の一枚一枚ま…

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kazoo
4.0

映画は、米国のテキサス州を舞台にした壮大な物語で、石油で富を築いた一家の三世代にわたる愛憎劇を描いている。物語は、テキサスの大農場主と彼の妻の結婚から始まる。妻は東部の裕福な家庭の出身で、テキサスの…

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家内の強く吹く風とそれによるカレンダーで見せるフラッシュバックがお洒落。
踊る娘と階段を落ちる父のクロスカッティング。
最後の晩餐はみんなモノクロ。
Yuzo
4.0

これぞ50s米映画。際立つ脚本と演出。絵に描いたような俳優の風貌と立ち振る舞い。衣装や車の原色。風景と小道具。性的隠喩。99分という尺。アーティストではなくプロフェッショナルによる作品。こうなると、…

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サーク監督が自作のお気に入り9本を挙げたうちの1本。※。男女四角関係の愛憎劇。ドロシー・マローンがアカデミー助演女優賞受賞。原題「Written on the Wind(風に書かれたもの)」。

ミ…

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para
4.0

いきなり嵐の中猛スピードで駆ける車。強風の中、屋敷に入る男、そして男を追いかけるかのような風に煽られた大量の落ち葉。
風が机の上の日めくりカレンダーを過去へとめくる…
スリリングで心を鷲掴みにするオ…

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坂下
-
最後、男根にしか見えないけどそんなわけないよね?と思ったらそうだったんだ 殴り合いが重ったるくて良き🫶

クロムイエローのスポーツカーが仄暗いコンビナートを切り裂いていくアバンタイトルが100点万点!テクニカラーの発色が素晴らしすぎて、しばし文脈を追うことを忘れるくらいにスクリーンを凝視しちゃった。主要…

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4.7

ダグラス・サーク監督「風と共に散る」(原題:Written on the Wind, 1956年)は、テキサスの石油王家に生まれた放蕩息子カイル・ハドリーと、誠実な親友ミッチを描く。カイルは知的で気…

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