風と共に散るの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『風と共に散る』に投稿された感想・評価

風の吹き荒れる中を黄色い車が猛スピードで走り抜けていく。屋敷の中に吹き込む風と落ち葉。強風にあおられて日めくりカレンダーがめくれて日付が過去に遡る。すると物語も時間も遡って語り始めるのであった。ヒッ…

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Iris
3.1
最初から最後まで不穏のメロドラマ
ミッチ男前すぎる
カメラワークや構図がこの時代には新しい気がする
Taul
4.0

『風と共に散る』初ダグラス・サーク。レンタルDVDで鑑賞。日本の情緒的な味わいとは違う強烈なメロドラマ。キャラも色合いも構図も展開もすべてが濃い。ステレオタイプ過ぎるし芝居がかってるのだが、それが魅…

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屋敷の中にまで吹き込んでくる大量の落ち葉の迫力。『翼に賭ける命』ではクールビューティーなドロシー・マローンが、ここでは狂気じみた感情の破裂を見せる。彼女が部屋で踊る狂態と父親の階段からの落下、目を背…

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13unta
3.9
ラストの肖像画と共に残されたドロシー・マローンの悲哀に舌を巻く。
tetsu
3.9

ミッチよりカイルの方が破滅的で魅力的に見えなくもないし、ミッチは自力で問題を解決した訳ではない。最後ルーシィと結ばれたのかどうかはわからないけど、二人で屋敷を出ていくのもちょっと腑に落ちない部分はあ…

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4.0

川へは行けない。

石油会社に働くミッチとその社長カイルは親友同士。傍系会社の秘書ルーシーにカイルは恋をするが、ミッチも彼女に惹かれていた。

初ダグラス・サーク。

切ないメロドラマ。ドロシー・マ…

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華やかな時間とその終わり。カイルがちょっと俺っぽいところあったから展開が読めてしまった。あとオチの余韻が足りない気はした。
切り返しとか、情報を明かすタイミングとか完璧すぎて引いちゃう。
4.0

酒瓶を投げつけ、風(舞う無数の葉)と共にロバート・スタックがフレームインしてくる、アバンタイトルに再接続される構造はフィルム・ノワール。
ドロシー・マローンが見る姿なきフラッシュバックも『心のともし…

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4.9

円熟期のハリウッドが魅せる破滅的ユートピアの極みでした。
冒頭のシークエンスから古典ハリウッドがスタジオシステムの中で熟成してきた構築された美の到達点のような詩的映像で、舞い落ちる木の葉の一枚一枚ま…

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