上板東映、大和屋竺オールナイト4本立ての1本。ブルーフィルム師の不思議な話。渡辺護監督。16ミリ版。原題「いろはにほへと」。
「荒野のダッチワイフ」「愛欲の罠」「蒼いフィルム 品さだめ」と本作の4本…
ブルーフィルムの活弁というよく考えればあり得ない荒唐無稽さがありながら、気の利いた細部を作ることより映画としての娯楽性を何より優先して劇全体を活気づけるのがさすがだ。これは本当に大和屋竺の作劇が前面…
>>続きを読む温泉街の猥雑さ、流れ着くどん詰まりの男女。
出てくるのはボンクラと哀れな女ばかり。
”映画愛映画”というのはポジティブな感情で構成されていることが多いが、これは抜きん出てしみったれていて、何より非情…
ブルーフィルムを作るスタッフを通して、サイレント映画への愛を描いた傑作。でもそれ以上にこの映画の凄いところは映画が撮影されている裏側でどんな残酷なことが起きているのかを容赦なく描いていることで、これ…
>>続きを読む無一文で四万温泉行って映画撮りたくなる。
監督曰く劇中で作られるピンク時代劇は伊藤大輔の影響があるとか。ラストシーンは脚本と違うらしいが、これがベストな気がする。
映画とエロ事師男女の人生が活弁を通…
オープニングから丁度良くしなる橋を渡るシーンまで白黒画面のセクシーさにウットリして息するのを忘れるほど。
5人の思いがぶつかり合う草原のシーンも凄いけど監督はちょいやり直す余地があるように思ってると…