戦争で負った心の傷は、その深さと同じくらいの孤独をかかえた一人の教祖との出会いによって、人生が回り始める。
両極にいるはずのふたりだが、光と影、善と悪のようになくてはならない存在に。
怒濤の波しぶき…
パンチドランクラブからキューブリック的アプローチが意識的に増えたので『ザ・マスター』でもそんなアプローチかと思っていたら映画をぶち壊すかのような辻褄の合わないストーリー。そのアヴァンギャルドな構成、…
>>続きを読む美しく端正な映像、俳優同士の息を呑むような演技、そしてスモーキーで物悲しい音楽が映画全体に静謐な印象を与える。ラストのホフマンが歌う『On a slow boat to China』も素晴らしい。
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もう、圧巻。役者さんの演技にもカメラワークにも、演出にも、脚本にも全て圧巻でした。
最初から最後まで緊迫感があり、これは役者さんの演技力が高いからってのもあるし、話がどこに着地するんだろうっていう見…
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いやー。ホアキン良かったですね。ホフマン目当てで見たのですがすっかりやられてしまった。ランカスターとフレディの関係性を象徴する荒野のバイクシーンがとてもよかったです。
フレディの自由性に憧れ、トップ…
20200528再見
家族(或いは親子)というものは血縁か精神的な結束で表される。この映画も含まれるが擬似家族もの「ペーパームーン」「チョコレートドーナツ」などは後者にあたる。その場合、精神的な結合…
信じるという行為の表裏を描いた作品。
ポール・トーマス・アンダーソン節は健在で、普遍的なシーンを特殊な、強烈なものに仕立て上げる。
この監督の作品は毎度ラストで賛否が別れる。しかし当の本人もパンフレ…