凪のような狂気。
鬼才・PTAに、またしてもやられた!という感じ。
観終わってからこの映画を思い出すときの感覚は、劇中にでてくるプロセシングのような、起床してから半分寝た頭で夢を思い返しているよう…
PTAの映画には一筋縄にはいかない難解さがあるけれど、この映画もやっぱり難しいところはある。
とはいえこの映画はプロット自体は単純だと思う。あくまで素人目の感想。もっともっと複雑なのかもしれないけ…
このレビューはネタバレを含みます
この映画は、孤独なフレディが自らを受け入れてくれる「マスター」ことランカスターに出会う物語ではなく、真実は全く反対だ。
皆の理想であり続けなければならないランカスターこそが、真に孤独な存在であり、…