宮崎駿監督の夢と自分自身を重ね合わせた、男のロマンが詰まった映画。
飛行機が好きだという自分、戦争が嫌いという自分、全てが真実でなにが正しいとかそんな議論は置いといて、これが素直な気持ちで矛盾を抱え…
「純愛映画ではない。裕福層の二郎は綺麗なものがすきなだけ」この解釈が一番しっくり来た。ストーリーの話終わり。
絶対ヒットして大勢の人が観る作品をモノラルでやる ってのがカッコいいし、何より理にかな…
宮崎駿さんが晩年に差し掛かり、作った映画はなんと純愛。恐れ入った。
雲、背景による状況描写の豊かさ、上手さがさすがの一言。
日本の二度と戻ることのない美しさ風景や人物にノスタルジーを感じ、鳥肌が…
菜穂子という女性の描写の美しさに思わず心を惹かれてしまった。
黒川妻の台詞で一気に涙が押し寄せてきた。
菜穂子の献身さと苦しみと葛藤が、このたった一文の台詞に全て詰まっていた。
何度見てもこの…
男性は仕事をしてこそ。
そんな言葉が偏見なく聞こえる。
不思議と悪い印象はなかったな。
好きで、熱心に取り組んで。
出来あがったものが本人の意図とは違うところに使用されてしまったとしても、物に罪はな…
このレビューはネタバレを含みます
何度か観ているうちに好きになってしまった。
(堀辰雄の「風立ちぬ」を読んでから鑑賞した事が大きな転換になったように思う。)
ひたすら美しい。
美しいものを是とする人の物語。
二郎にとっては関東大震…