昨年のパルムドール受賞作。ハネケらしく確かに陰の部分を浮き彫りにしていて重々しさはあるものの、他の作品に見られる嫌らしさはない。むしろタイトル通り真に究極の愛を描いていると思う。もちろん、生きてれば…
>>続きを読む誰しも美しく死ねるわけではない。
1人で生きて、1人で死ねる人間など殆どいない。
多くの時間を共にしてきた相手だからこそ、弱くなった時に支え合う事が出来るのだろうか。
愛故の支えなのか、弱さ故の愛な…
"愛と老い"について。「男と女」のトランティニャンも「ヒロシマモナムール」のリヴァも、当たり前なんだけど今じゃこんなにも年老いてることがまずまずのショック。内容も祖母の時の記憶が蘇ってきて、観てて結…
>>続きを読むジャン・ルイ=トランティニアンとエマニュエル・リヴァは本当に歳をとった。
二人の燻し銀の演技は、遠くない将来誰にも訪れる老いへの失望ではなく、残された若さをいかに大切にするかを語るメッセージによう…