「サイの季節」
この映画は全くつまらなくて大成功だ!これほどまでに美しい映画が近年作られたのは本当にありがたい…まさに芸術だ!
気づいてる方も居ると思いますが先程紹介した「サイの季節」の監督の…
このレビューはネタバレを含みます
イスラム革命による悲劇。革命などが絡んだ愛憎劇。
多分ああいう事はどの時代どの国でも起こっていたはず。
ただ、だからといって起こっていい事ではない。
ミナ役のモニカ・ベルッチの美しさ。
その美しさの…
マーティン・スコセッシ提供、イラン人監督バフマン・ゴバディが亡命してトルコで製作、詩人サデッグ・キャマンガールの実話に基づいた映画という前情報で鑑賞。
理解しようにも非常に困難で、置いてきぼりを食…
惨い人生をセリフを極力抑え詩的に描写している事でものすごく重みが増して感じられた。惨さの対極として風景や鏡に映る映像が美しく象徴的に伝わってきました。このような人生があるとして私にはとても耐えられそ…
>>続きを読むイスラムの政治的な背景により引き裂かれた詩人夫婦のある種の愛の物語なのだがなによりもこの作品の魅力は薄暗く深みのあるコントラストが印象的な映像の美しさ。
登場人物たちの会話シーンはごく最小限に抑え…
初バフマン・バゴディ作品。ストーリーは正直いってよく分からない笑のでひたすら映像を楽しむ。なんだろ、どの画面も美術館の絵みたいでこれ一本で美術館めぐりした気分になる。ヒルに血を吸わせるセラピー?療法…
>>続きを読む詩人、その妻、運転手
劣情、権力、政治、革命、謀計、禁忌
愛憎の三角関係
ドゥニヴィルヌーヴ「灼熱の魂」に通じる重量級、心臓わしづかみにされて静かに揺さぶられる感覚
終始張りつめ、心象に寄…
精なる木。冒涜された詩。偽りの訃報。祈りの荷車。零れ落ちる祈り。背徳の地に眠る墓。過去から逃れようとする主人公を、風が追い越し、水が遡り、闇が夜をも滲ませる。他人の手で汚れた血もいずれ、今は見えない…
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