旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランスの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」に投稿された感想・評価

ほとり座で鑑賞。

BSの〖世界ふれあい街歩き〗が大好きな私は、単純にほのぼのした写真が次々現れる映画なんだと思っていた。
違った。すいません。

反政府組織に監禁された女性への独占取材。
内戦中の風景。
戦線のなかで命を落とす捕虜。
精神病院で過ごす患者たち。
まさかこんなにも暗い現実を映し出しているとは思わず、ちょっと動揺。

たとえば、プラハの春。
逃げ惑う人々。立ち上る煙。立ちはだかる兵士たちの壁。感情を失った眼差し。モノクロ、無音、手ブレの映像から語りかけてくるメッセージの強いこと。

レイモンはこだわる。写真家なら皆そうなのかもしれないが、冒頭、彼はとある街角の写真を撮ろうとして、歩行者も、車も、動くものがいなくなる瞬間をじっとひたすら待っている。
そこから彼の写真への熱が伝わってくるのだが、中盤、とある写真を撮るために彼は光を待っているという。『しかし、待ちすぎると美しくなりすぎる』と彼は言った。そこで、ハッとする。彼は、美しいもの、芸術的なものをカメラに収めたいのではなくて、そのままを、ありのままを、カメラを通して伝えたいのだ、と。

20歳の彼は迷っていた。
映画の道に進むか、写真の道に進むかを。

そのとき、彼は写真を志し、報道ルポタージュという道を選択した。それらの映像が時代ごとに流されていくが、その、リアルでありながらも何故か美しい映像にゾクゾクした。一種の作り物のような気さえした。でも、それらは間違いなくレイモンが体感したその瞬間のすべてを、カメラが切り取ったものだ。

さて、これまでのレイモンの功績と並行して、レイモンは語り手となる"相棒"をおいて、フランス中どこにでも写真を撮りに出かける。
朝靄の中、バンを走らせる。道は霧で見えない。明るいのどかな景色の中を走る時もある。そして、ラスト、明るい景色は眩しすぎる光にくらんでーー見えなくなる。
yuko

yukoの感想・評価

3.3
2017.12.31 ディノスシネマズ札幌劇場

露出やシャッタースピードへの凄いこだわりはちょっと好き。

2017年 締めの1本。
精神病院や戦争、裁判所とか思ってたより重いシーンが多かった。砂漠のシーンとか好きだったな
Sally

Sallyの感想・評価

2.6
好き!って思うシーンは
いくつかあったけど
映画全体としては微妙だった
ドキュメンタリー。現役バリバリの頃の危険な地域の熱のこもった映像と、おじいちゃんになってからのんびり三脚担いだ撮影旅が交差する。緊張感のある世界と、曇天で時間がゆっくり流れるパリの田舎の街角。それぞれ引き立て合あって気持ちが良かった。おじいちゃんになっても眼光の鋭さとこだわりを見るにつけ、若い頃のあの映像を撮ったのはこのおじいちゃんなんだなと妙に納得させられた。
静かなラストもとても良かった。

東京ではレイモンド・ドゥパルドンの回顧展やってたんだな〜。
写真もっと見たかった。
マサ

マサの感想・評価

3.5
写真を撮る時
手順を呟いてるのが好きです。

写真を撮る時、自分も頭の中で呟いてます(笑)

とても興味深い映画でした。
yayoi

yayoiの感想・評価

4.0
共感出来るところが多くて嬉しくなった。
今もやもやしている写真家は、観ると少し元気になれるかも。
「その人が通ったら…よし」とシャッターを切る感じ、わかるわぁ…。レイモン・ドゥパルドンが一番好きらしい砂漠の映像がとても美しかった。
breit

breitの感想・評価

-
ちょっと私のコンディションが悪かったせい前半一時間寝てしまったので、評価なし。

人物のドキュメンタリーというよりは、フィルモグラフィ的な映像群。
mars

marsの感想・評価

3.5
ノスタルジックな一枚
「とても上機嫌な日があるしとても機嫌の悪い日もある」
写真家が被写体になる
特にストーリーがない分観客が自由に想像を膨らませる事が出来るのもよい
521号

521号の感想・評価

-
個人的な好みもあってこの手の映画はずぅっと観ていられる。

若き日のクローディーヌがとにかく可愛い。
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