このレビューはネタバレを含みます
怒りはパワー
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📍あらすじ
1944年のヨーロッパ前線、コスタ中尉はクーニー大尉に援護を要請したが無線の応答はなし。無線は…
アルドリッチの戦争映画だが、敵との闘いではなく、内部の無能な上官との闘い。無責任で卑劣なエディ・アルバート。その上官、リー・マーヴィンは己保身のためになにもしない。怒るジャック・パランスに過酷な任務…
>>続きを読む『戦場のはらわた』の様な上官クズ系反戦映画だけど、監督がアルドリッチなだけあって、あちらよりエンタメ性が圧倒的に高い。序盤でジャック・パランスがボンクラ大尉に正面切って殺害予告してるのは清々しくて最…
>>続きを読む戦争映画にして戦争に向かう軍というある種の社会の恐怖、援軍を送らず下等兵を無駄死にさせる無能な大尉とそれを咎めない大佐。無駄死にした部下たちの復讐を始める。
1956年当時としては米軍は戦争を終わ…
反戦映画の名作でありながら、負傷した状態で戦車と渡り合うジャック・パランスの勇姿にはヒロイズムも感じる。
ただ、この映画で最も突き刺さるのはエディ・アルバート演じる悪徳上官の描き方だ。
教条主義的…
このレビューはネタバレを含みます
ジャケから想像する話とは大違い。
無能士官とその下にいる兵についての映画で、戦争ものというよりも組織内部の腐敗の話。
この無能大尉の無能っぷりがすさまじくて、見てるこちらにもストレスかかる。ほんとう…
ロバート・アルドリッチ監督作。
二次大戦のベルギー戦線。ジョー・コスター中尉(ジャック・パランス)は私益優先の上官クーニー大尉によって部下が犬死していることに激怒。復讐を誓ったジョーだったが、クー…
無能な上官が引き起こした地獄の戦場を通して、どんな状況にあっても正義を貫こうとするアルドリッチの愚直で過激な精神に心打たれる名作。
戦争を敵と味方という二元論ではなく、味方の中にいる「敵」を描くこ…