三作に渡って続いた○○ニューヨークから、一気に舞台は南米アルゼンチンへ。
首都ブエノスアイレス。
本来は南米のパリと呼ばれるくらいの美しい街のはず。けれど、この映画にでてくる街の輪郭は大分違う。
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世界観がとにかく好き。
モノクロのようでカラー。
サイレントのような感覚値。
でも音楽はどこまでも寄り添っている。
たえず淡々とした空気感を持った、
不器用に生きる2人の人生。
それぞれの小さな愉し…
均一化されたこの世の中。
同じような部屋に住み、同じような恋愛をする。
私たちは世の中に埋れている。
その中から運命の一人を見つけ出すのは、ウォーリーを探せよりもハード。
登場する男女。
彼らはお…
急激な発展を続け、様々な建築物が混沌と立ち並ぶ大都会ブエノスアイレス。
フリーでウェブデザイナーをしているマルティンは、あらゆる怖いものを回避しながら、元カノが残した犬ススを可愛がるだけの引きこも…
色々な種類、形のビルがところ狭しと並ぶ街並を見て東京を思い浮かべてしまいました。なぜかとても魅力的。そんな大都会で出会うべき二人がなかなか出会うことなくすれ違う季節を淡々と描いている作品なんだけど、…
>>続きを読む鏡という装置が世界を歪め、引き裂き、曇らせながらも、自分という人間と向き合わせてくれる……。数々の技巧を凝らした本作は、一見器用そうに思えるけれど、実はとても不器用な映画だと思う。どうしてかというと…
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