キャスティングが全体的によかった
特に海老蔵が、これ以上ないほどのハマり役
余計なBGMが少なく
所作ひとつひとつから出る音が
より茶の世界を演出しているように思えた
利休の悲恋も
もちろん悲し…
茶人千利休の一生を映画化した作品。
千利休切腹当日から過去に遡って語られていきます。
弟子の山上宗二との意見の食い違いやその助命嘆願、秀吉との確執などは丁寧に語られて行きますが、それも途中まで。
…
歴史物を観る時は史実を重視してしまうので、私のニーズには合わなかったかな…というところ。
フィクションとして観たら面白いかと言われても、うーん。
映像はとても美しく見入ってしまうものなのだが、この…
利休には彼の美にかなうだけの日常を用意できる奥さんがいて、娘もいて、利休を慕う弟子もいて、彼の才を評価する人たちも、殿様から庶民まで沢山がいました。
けれども、この映画の宣伝でいわれていた利休の愛…
人を癒す才能、おもてなしの美、心遣い。感極まる程素晴らしい。学びの映画でした。
最後に宗恩が訊ねたかったことは何なのでしょう?
「私を見ていましたか?」かな。
音数の少ない、ゆるりとした音楽が透…
利休の切腹に至るまでの人生
後半で利休の若い頃の場面に変わり、朝鮮人の女性との切ない恋の話になります。
利休の朝鮮語を学び女性と話そうとする姿勢とか朝鮮料理をつくって食べさせ距離を縮めようとする…
見とれるような映像美は、本当に素晴らしかった。
ただ、それ以外は何も無いと言ってしまいたくなるような映画だった。
人物の心理描写が甘くて物語に引き込まれないし、構成もぎこちない。
利休のキャラ…