紅色に包まれた花嫁コン・リーの純朴で気が強そうなところが魅力的
紅い御輿の中で聞く男たちの歌は風習なのかあんなの歌われたら戻りたくなりそう
血、汗、土埃...物語は残酷なのに
風になびくコーリャン畑…
148.3058
タイトルに偽りなく、赤が印象的。と言うより全体的に露出のズレたポジフィルムのような色調。たまに出てくる青い客観的なシーンが映画を締めている。正直、世界残酷物語的なモンド映画にしか…
挿話一つ一つから溢れ出る叙事性が、壮大で力強い。神話だからどれも唐突で理屈を超えた語り口になっている。
その果ての大虐殺!日食!真っ赤です!というクライマックスの連打には参りました。
御輿に侵入して…
物語が、新鮮に感じました。
本当にこの酒造りの文化がある地方で根付いているのか全然知らないのですが、日本でも”漁師はこうゆう性格でしょ!”みたいなイメージがあると思っていて、酒蔵の男性・女性の人間性…
公開時に初めて観た時は途方もないホラ話を含む寓話的な語り口と、赤を基調とした鮮烈な色彩感覚の映像美、原初的な音楽の数々にとにかく圧倒された。それまで観ていた米国映画とも香港映画とも日本映画とも違う映…
>>続きを読む初監督作にして、圧巻の神話劇である。
コン・リー演ずる九児の嫁ぎ先、李大頭が大富豪でありながら、ハンセン病者であり、人びとから接触を忌避される被差別者でもある「両義的な存在」であること自体が、すで…