世紀の光の作品情報・感想・評価

『世紀の光』に投稿された感想・評価

5loth

5lothの感想・評価

3.0
アピチャッポン・ウィーラセタクン、2006年の作品。全然言葉に変換出来ないけどなんかすげえ。なにより映画としてショットの完成度、ため息出ちゃう。
物語の前半と後半で同じことが反復される形式の映画は初めて?観たかも。
不思議なデジャヴ感。
nicoden

nicodenの感想・評価

4.2
ずっと風で木が揺れてる。
記憶の反復と有機的なものと無機質なものの対比。
アピチャッポンが作る空間は、不穏であり、心地がいい。
708

708の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

緑に囲まれた病院と蛍光灯が光る近代的な病院。どちらも病院だけど、相反するようなコントラストみたいなシチュエーション。そこで反復するように展開する同じシークエンス。まるで夢を見ているような感覚に陥りました。二部構成とも言い難いように思えて。昼は歯科衛生士で夜は歌手という先生、義足から取り出して呑む酒。聖と俗。現実のような夢と夢のような現実。どっちが現実で夢なのかがわからない。いろんなコントラスト。

アピチャッポン監督って、現実と夢の境目を取り払うのが本当に絶妙だなと改めて思いました。何かが起きるんじゃないかって不安になるくらい長回しで撮影される排気ダクト、日蝕、仏像、そして、カメラ目線でガン見してくるおばさん。潜在的な恐怖心を刺激するかのよう。そして、現実なのか夢なのか、映画と現実世界の境目すらあやふやにされる感じ。

あんまり意味を深追いしない方が楽しめます。
ShotaOkubo

ShotaOkuboの感想・評価

5.0
この映画には受け手の「記憶」を刺激する仕掛けがある。物語が後景に退き、そこに埋め込まれた反復と差異が前景化する時、この映画を見ながらにして、この映画が「思い出される」のである。
Float

Floatの感想・評価

4.1
なんかすげえものを見た、という感じがした。
説明はできないけどすごいと思う。

タイ、一度訪れて何とも言えないよさのある国だったな。

しめった空気、べたつくテーブル、スコール、緑の匂い、でも全体が鮮やかというよりはなんとなーくシマーに柔らかく、茶目っ気がある。
ritsuko

ritsukoの感想・評価

4.7
冒頭から、おうちでみてもヒーリング効果の高い音楽で一気に引き込まれました。
窓が大きく、余白の多い空間。
薄いシフォンのような軽さのあるカーテンが優しく靡いている。構図も室内も完璧で、だけど格好付けていない日常の素朴さが。引きの構図が大好物な私は、いくつかのシーンをシャッターで残しておきたいくらいでした。この映画は、わたし達が日常で求めている光、感じている光、いつか見たことのある光がこの映画の中にたくさん散りばめられていた。メモリアを見た時と通ずる夢や記憶、浮遊している時。映画だけどこれは映画じゃない。(肯定的)

歯医者さんは待合室含めあの独特な匂いと異質な雰囲気が大好きでこんなに綺麗な歯医者さんだったら通ってしまいそう。時間は結構ロースピードだけど退屈しない、こうであってほしいという時間の凝縮。どうせなら大画面の映画館で観たかったなぁというくらい好きでした。人の、好意がある時の心は目線や体のうずうずをみればわかるのかな、わかるかも。
また、インタビュー形式で質問して回答するというシチュエーション(面接)が個人的には肝になっているのかなと。またアピチャッポンの記事を読みたいです。
後半の黒い丸はメモリアのようなSFチックさが巧妙です。ラストシーンの思わぬエアロビに笑わされて…口笛のポップなエンディングが耳から離れない…なんなんだアピチャッポン…日本での権利が終わってしまうということで、先日レンタル購入しました。一言でまとめると、この時間が永遠に続けばいいのにな…(涙)です。
Haru

Haruの感想・評価

3.8
すごい、このテンポ感でもなんだなんだと思わせてくれる謎演出、謎イメージ…

繰り返しの意図、【世紀】が意図する意味、男女関係、病人、義足、ダクトの穴の不気味さ、工事現場の火花、仏像、所々で出てくる多種多様な彫刻…あとカメラ目線のおばちゃん!!!

あげるとキリがないけど、ざっと思い出しただけでもこれだけの印象を残せるんだからやっぱりすごいなぁ…
Mas

Masの感想・評価

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ずっと見ていたい。バカンスとはまた違った温度の夏休み、みたい。
エアロビのシーン、楽しくていいなと思ってみていたけど、みんなで同じことをする・統一化への問題提起として撮影したと聞いてびっくり。
めちゃ良い。確実に何か起こってるのに起こってない、意図的にうやむやになっていく感じが良すぎる
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