この映画で一番印象に
残った言葉は
「許す事と
理解することは違う」
感情的ではなく
理性的に物事を
捉えて悪を考える
それをしなければ
悪を根本から理解するのは
出来ないかも知れない
悪とは…
別次元の「思考」の世界に連れていってくれる大学の講義のような映画。ナチスの戦犯アイヒマンを裁く裁判を傍聴した、ユダヤ人政治哲学者ハンナ アーレントの思想に触れていく。
「悪」は、初めから「悪」の顔を…
知人は去れど、思考は貫いた。
孤独になろうと、考える事をやめなかった。
グループを作ると
対抗するグループが生まれる。
その点、孤独になることは良いかもしれやい。
あの時代だからって訳じゃない。…
モラルの崩壊が徹底されて行く特殊な状況下で、徐々に思考停止へと踏み込んで行ったまったく普通の人々が、余りにも機械的な作業として積み重ねた先に、未曾有の悲劇は存在した。ハンナ・アーレントによる、『イェ…
>>続きを読む感情と離して冷静に考える事、アカデミックに考えることは、ときに傲慢だと言えるのだそうだ。確かに彼女の考えの全てを理解できないことで傷つく人がいたとしても彼女の事実を公表するのだから、そう言えるのかな…
>>続きを読む日本のマイノリティーがその内部批判をすれば、その人はマイノリティー集団から袋叩きにあう。
アレントはしかし果敢にマイノリティーの内部批判をを試みた。
多くの友情を失い、尊敬するショーレムとも決別した…