母親が息子にかける愛情というのは各々違いはあるだろうが、この作品のコルネリアの愛情ほど暴走することはあまり見ない。
きっかけは息子が起こした交通事故。
被害に遭った14歳の少年が命を落とし、母親は…
ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した、
子離れできない母親と自立できない息子の葛藤を描いたルーマニアの作品。
建築家で舞台監督でもある主人公コルネニアのもとに、
息子バルブが交通事故を起こしたしら…
「私の、息子」
第63回ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞した作品。交通事故を起こした息子を庇う過保護な母親を描いた作品。
この映画は、キャラクターに共感性を求めるかどうかで評価が分かれる気がす…
母にも息子にも感情移入出来ない客観視作品。こちらもルーマニア。やっぱり、国が闇深いと国民も生きる為に色々と知恵を使う。富裕層は、金やコネでなんでも解決出来てしまう国。国が守ってくれない以上、自分達の…
>>続きを読むベルリン金熊賞、ルーマニア映画。
上級国民のようで誕生パーティーには各界から人が集まるような初老の婦人。
そんな彼女の一人息子が交通事故で子供をひき殺してしまった・・・
どうにか息子を救いたい一心…
子離れ親離れという中核に対する附随物として、
より重大さをもって向き合うべき「罪への態度」を扱う点に、
沈んだ澱ごと飲まされるような異物感が残る。
母親の涙は純粋な哀悼からではない、
道義的責任を…
親離れできない息子
子離れできない母親。
人命を奪うほどの交通事故を起こしたにも関わらず、その責任を感じていないような態度の息子に、少しでも息子の責任が軽くなるように、お金で解決することも厭わない…
息子を溺愛するあまり、彼の罪を軽減すべく、目的のためなら手段を選ばない母。いますね、こう言う人。
普遍性がありますよ。
アメリカでもシリアルキラーで、何人もの若い女性を惨殺した息子を「かれは無実よ」…
中々興味深い作品でした。
母親のほうは完全に子離れ出来ていなかったけれど、息子のほうはどうなんだろう…親離れ出来ていないと言うより、親のほうがズカズカと干渉している気がした。
息子は、交通事故で1…