こちらも西部劇。80分弱の尺に収められていたら文句なく傑作だったと思う。初トーキーとはいえ、すごくいい音の使い方してるし、オフスクリーンへの意識の込め方も素晴らしい。特に健次が上官に殴られる店の場面…
>>続きを読む2023年1月5日早稲田松竹
これは西部劇だ!
ストーリーとしては同時に見た「按摩と女」の方が面白いのだけれど、こっちの方がストレート娯楽作品という感じ。
男優の洋服がかっこいい。上官にそっくりな…
終わりかた暗っ!
清水宏の映画は画面がオシャレだわ。アメリカ映画みたい。雪と階段でダグラス・サークの『天はすべて許し給う』とか思い出したな。酒場の感じは『シェーン』とか『ワンス・アポン・ア・タイム…
久しぶりの清水宏。本作が清水初のトーキー作品とのこと。サイレント作品の『港の日本娘』の方が本作の後に公開されている。『日本娘』の方が色々ぶっとんでいるが、北海道ロケの本作は脚本の詰めの甘さ云々よりも…
>>続きを読む絵の切り取り方が本当にオシャレ
例えば、上官と主人公の戦いの時、画面のした2/3を塀か何かで隠して直接な暴力は描かない。刹那に挟み込まれる屋根からの雪崩も場面にマッチしていい味出してる
階段の下から…
このレビューはネタバレを含みます
お手本のような三角関係。
女性2人の歳が違うのも良い。
上官も憎めない。
冒頭、甲板でのタバコを突き戻すシーンにはハッとした。
くだらないことをセリフにしない。
階段と扉の使い方。
喧嘩シーン…
恐らくファーストカットだったか、停留所に手前からやってくる車両がとんでもなく異様にフレームの中にある。
最近観た小規模邦画で、電車の不気味さについて耳にしたが、こちらの方が遥かにそれ。
意図を超える…
松竹株式会社