市議会議員の話が印象的だった。復興への道をあくまで精神論ではなく、政策的に語ろうとするのは彼が議員たる所以だろう。もしくは、震災経験の恐怖の程度の差なのかもしれない。
津波に流された夫婦の話もすぐ…
被災地の現状を映像として伝えるのではなく、被災した人々との対話を通して「震災」と向き合い、「復興」に対しての何らかの希望を見出そうとする試みが非常に新鮮であった。また、その映像を通して、観客に対して…
>>続きを読む被災した人たちの素顔が見えた気がする。ハマリュウのヒアリングする姿勢も真摯。マルチカメラによって正面アングルでは第三者でいられない気がして背が正される。
イカダのように家が流された夫婦がめちゃくちゃ…
再見になりますが、あらためてとにかく語り部に寄り添って丁寧につくられている印象です。この撮影記録が製作なみのおとのYouTubeチャンネルにアーカイブが残っているので濱口監督の足跡を辿りたい方は必見…
>>続きを読む東北記録映画三部作におけるカメラの不在は決定的である。話し手の斜向かいに構えているはずのカメラが、いつの間にか周到に自分自身を消し去っているかのようだ。これは見る人たちにとっての不在ということではな…
>>続きを読む私は自分の住んでいた町を地元と呼んでた。
ふるさとって言葉を聞くと昔から心の奥がくすぐられる感覚があって、懐かしく思ったり、もう見えないものを思い出す感覚になる。だから、子守唄が好きじゃない。懐かし…
会話劇じゃなくて、リアル会話でここまで引き込まれるとは。
これ上映機会が無いのもったいないよ。劇場スクリーンにこだわらなくてもいい作品だと思うから、ぜひ配信してほしい。
潜水夫をしている夫婦の津…
濱は早く口髭を剃れ
震災の現状を映す, というよりは生き残った人々が向かい合って対話した時にのみ物語り得る何か, 浮き出てくる何か, それは具体的に言えば「一個人が語っているのではない, …
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