おもしろい、というか、おもしろすぎないのが気持ちがいい、というふうにたぶん見た 音楽を聴いている感じ、語りの心地よさ。なみのこえ、おと、であることに大きく納得する その流れを損なわない、編集
震災…
なみのこえ、というタイトル。このシンプルかつ雄弁なひらがな五文字に導かれるように、我々は見たことのないドキュメンタリーを見る。3.11を経験した福島県は新地町の住人たちの、生、その色気。訥々と語られ…
>>続きを読む酒井耕・濱口竜介共同監督による『東北記録映画三部作』の第二部作目になっており、ナレーションや朗読などを排することで、新鮮味は薄まったが、『なみのおと』で確立された対話による「震災」と「復興」の模索と…
>>続きを読むドキュメンタリーに点数をつけること自体おかしいことだが、それほど良かったので4.6。
印象的だったのは、3番目の工場勤務の方と、6番目の図書館司書?の方へのインタビュー。
前者は酒井監督によるインタ…
たとえカメラの前に留まってもらうような契約を被写体と交わしていたとしても、わたしたちはカメラの前では「話せない」ことを直感的に知っている。カメラという記録の機械を前にすると、無限の眼差しに晒され、吟…
>>続きを読む話してくれた皆さんほんと個性的で最高だし、それを引き出した酒井・濱口両監督の仕事ぶりに感激。
目黒の兄ちゃんだったり漁師の親子だったり流暢に面白く話してくれたのはもちろん、最後の図書館勤務の女性がラ…
福島県新地町に関係する人々のリアル会話ドキュメンタリー。
最初の美容師のお父さんの人が良すぎる。妻に「震災前は不満が多かった」と言われて「俺は髪の毛ないのに何で人の髪切らんといかんのだ」の返しがい…
新地町図書館の青田さんのインタビューが素晴らしい。濱口さんがめちゃくちゃ良い質問をする。良い話は優れた聞き手から生まれる。安心させる空気がないと話してくれない。ある程度の信頼を築かないと。
「話すこ…
東北を訪れ対峙する「被災したって言ってもあの人ほどではない」と言う, 自分よりも強く被災したものへの配慮. その連鎖の中心にいるのは今はもう語り得ない死者
やはりどうしても「これプロの俳優が被…
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