とにかく嫌味な映画である。淀川長治が「ゆきゆきて神軍」を観た時に「修身教育受けてればこんな映画撮らない。」と同じ感想を持ちましたね。明かに原一男が開けたパンドラの箱が世界に拡散している。マイケル・ム…
>>続きを読む感想川柳「罪悪感 打ち消すための 誇らしさ」
町山さんがおすすめしてたので観てみました。( ̄ー ̄)
インドネシアで実際にあった共産主義者や華僑の弾圧という名の虐殺を、加害者が誇らしげに再現する一…
「戦争犯罪は勝者が規定するもの。俺は勝者だ。自分の解釈に従う。」
まじでどうやって撮ったんだろうってレベルですごすぎる。ドキュメンタリーだが、最後まで観ると全員役者で演技なんじゃないかと疑ってしまう…
地元のゴロツキと何ら変わらないムーブを見せつけるパンチャシラ青年団のお偉いさんが、大虐殺を行った村では美人を一人残らず凌辱した、と語る。罪の意識などカケラも見せずに。特に十四歳は最高だ、お前は地獄だ…
>>続きを読むインドネシアの虐殺経験者が同じテーマで映画に出演する
冒頭で加害者は当時の様子を誇らしげに語ったって出てたけどそんな風には感じなかった
共産主義者の息子が共産主義者の役をして追い詰められた演技をし…
これは映像による記録という域を超え、記憶、倫理、権力、そして存在論的な暴力の本質に肉薄する一種の哲学的実験である。
特筆すべきは加害者自身によって自らの殺人行為が再現されるという構造の倒錯性である…
© Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012