このレビューはネタバレを含みます
ホワイトハウスで30年間、7人の歴代大統領に仕えた執事、セシル・ゲインズ。常に忠実に働き続けるセシルだが、時代の流れは家族を巻き込んでいく。
もっと執事さんのファミリアな内容かと思ってたら、これは…
邦題はちょっと詐称。一人の黒人執事の人生を通してダイジェストで激動のアメリカ近代史を振り返る歴史映画だと感じた。
主人公も息子もどちらも間違ってない。戦う場所が違っただけ、その結果今のアメリカがある…
現代アメリカ黒人史をセシルとルイスの2視点で描く。ホワイトハウスで給仕するセシルと座り込み運動をするルイスを重ねて描くシーンは強烈。そこから最後には親子関係も修復される王道な展開もあり、映画は現代へ…
>>続きを読む邦題の、大統領の執事の涙 と言う題名が、この作品を見終わった後にもう少ししっくり来なかった。なので調べたら the Butler 執事。であった。シンプルであるが、重みのあるそんな原題であった。
こ…
見ていて面白いのだけれど、それは公民権運動のダイナミックさ、歴史の面白さかもしれなない。
ただ、フォレストガンプほどの歴史介入カタルシスもない。けっこう細々とした家族
の話が多い。
ラスト、主人公…
幼い頃から白人の手下であることが普通であり、反撃した父が殺されたのを見ているセシルは白人に仕えることを疑わず過ごしている。対で息子のルイスは黒人差別に真っ向から戦い、セシルとの意見も対立し家族仲も裂…
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大統領の執事をしていることがメインではなく、アメリカにおける黒人迫害という大きなテーマだった。
黒人の席と白人の席で分かれていて、飲み水でさえ分けられている。白人の席に座り続けるというデモを行ったこ…
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