暗黒迷画座 第54回
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品
小学校を卒業し終えた冬冬(トントン)
妹の婷婷(ティンティン)と一緒に入院する母を見舞った後、父が看病に忙しいので母方の祖父がいる…
引きのカメラで観る、子どもから見た大きな台湾。一見、のどかだけど。
見ないフリとか、隠すとか、避けるとか。もう既に大人的思考と行動を身につけ出してる冬冬の描き方最高だった。
ハンズとそのお父さん…
私が男の子で、田舎に親族がいて、虫とかが嫌いじゃなかったら…こんな夏が過ごせていたんだろうか?
スタンド・バイ・ミーやグーニーズのような
少年たちが冒険し成長する物語は勿論大好き。
でも実際あ…
侯孝賢監督の少年時代がモチーフ。川遊び、奇妙な女性、厳しい祖父、扱いにくい妹が12歳の少年の目線で描かれる。不思議な郷愁を感じる心地よい映画だが、いくつかの小事件が軽い緊張感を生む。ミニシアターでの…
>>続きを読む子供が主役の物語で大人が彼らと対比的に描かれるのは珍しいことではない、というよりほぼノルマみたいなもので、今作も「大人は大人の世界で苦しみながら生きているが、子供はそんなこと知らずに好き放題やってい…
>>続きを読む牧歌的な話しかと思うと意外と事件が起こる。おじさんの恋人が妊娠して、ちょっと頭の弱い女性が妊娠して、強盗がでたり。冬冬の妹が電車に轢かれそうになるシーンはどうやって撮ったのだろう。夏にみるにはちょう…
>>続きを読む©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan