人を愛して、人は心開き、傷つい~て……★3.4!
人を信じ人に騙され、人を殺し人に殺され、それでも任侠道を貫く鶴田浩二のための東映映画!
人生劇場から(?)続く任侠道に重きを置いた鶴田浩二のいつも…
明治の任俠物語
明治の大阪を舞台に建材屋の対立を描く
カタギがヤクザを脅し、ヤクザよりもヤクザらしい卑劣な手段を使う。グッと堪えて、最終的に怒りが爆発する。
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フィックス長回しを持たせるモダンな構図と画の密度、90分に凝縮された破綻のない完璧なシナリオ、音楽の使い所含め、もう教科書レベル。
別に加藤泰信者(一部に確実にいる)ではないのでそのベタさにノれる訳…
任侠映画の中では、脚本にひとつ仕掛けを作ることで他の作品のマンネリさを打破しようとしている。加藤泰監督の演出も、モダンな構図で観る人を魅了する。
そして何より、藤山寛美である。舞台で見せる抜けた感じ…
コッテコテのニンキョーやニンジョーがいっぱいいっぱいで胃もたれ起こしそうになったけど、画面がずっとパキっててカッコいい。祭りを俯瞰&線対称で捉えた美しいファーストカット、からの強烈な殺し屋顔面アップ…
>>続きを読む初っ端からカメラワークとスケール感すごい。
祭り囃子も最高。
やっぱり映画弱者の僕にとってはマキノより加藤泰の方が絵がおもしろくて楽しい。
家の中はもちろん、キャバクラ的なシーンでも画面を2層にわけ…
加藤泰の構図の美しさが、とにかく素晴らしい。
そしてラストで悲恋の対象である富士純子と、凄惨な殺害シーンで対面させるどうしようもない悲劇が良い。
物語は、任侠映画のルーティンで、昔ながらの任侠一家が…