主なストーリーは邦題通りなんですがそれ以外にも人間の普遍的な苦悩や欲望が入り交じってどうにもならない方向へ。公正な立場が求められる状況で全員敵じゃねーか!て所はゾッとした。
あとロシア語の早口はめち…
家族を愛し、故郷を愛し、そこに住む馴染みの人々と交歓し、慎ましく善良に生きてきた主人公コーリャが、これでもか、これでもかと痛めつけられ、彼が大切にしてきたものが次々と失われる展開に胸が痛む。
この作…
私はロシアの文学や映画は重くて暗いというイメージを持っていたため今まで避けてきたのだが、今作の情報を知って何故だか無性に観たくなり公開を待っていた。
やはりテーマは確かに重い。
そしてカタルシスは…
このレビューはネタバレを含みます
ロシア北部の小さな町を舞台とし、そこに住む人々と権力を傘に着る政府側との対立を描いた映画。
監督は「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ。
本作を2015年度の個人的「BEST”MUNAKUS…
善と悪とロシア
ロシアは何かとこのテーマが多いのは…
罪は罪にならないんだよ。有罪でなければ、無罪なんだよ。という言葉通り、事が起きる場所は分からず、映像も途切れる。。。
そして嘘が真実になる。…
父、帰るの監督最新作。
ロシアの田舎町の開発計画を中心に地方自治の闇、宗教や資産家の利権、権力を描く。
中盤に勃発する夫婦間のいざこざは「そこのみ見て光り輝く」のよう。
自分の境遇、枯れ果てた地…
新宿武蔵野館で東大の先生の解説イベント付きにて鑑賞。暗い、とにかく暗い。が、なかなか味わい深かった。
地方権力の腐敗と結果的にその精神的支柱となっているロシア正教という現実。そのなかでカの弱い一個…
2015.11.03 新宿武蔵野館。モチーフのギルドーザー事件同様、服従と忍耐と諦観を見事に表した佳作。土地を守り続ける男。辺境の地から出たい妻。地位を追われることに怯え続ける市長。懺悔以外は聞こう…
>>続きを読むポストカードにして壁に飾りたいほど綺麗な海辺の映像とは相反して、この映画の中心にあるのはキッタネェ人間模様でした
説明的かつネタバレすぎるこの邦題には自分も首を傾げてしまいます
この映画のタイトル…
タイトルまんまですが、人間ドラマが入り込んでいて集中して観れた。
集中して観ると先読みなんて出きないもので、予想が容易いラストなはずなのに、鑑賞中は出来ず。ただただ主人公達を襲う現実を受け止める事…
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