このレビューはネタバレを含みます
夫役のヨハネス・クーンケが大泣きする場面のオーバーさは、ウィル・フェレルのコメディ演技並み。「男の武器行使!」って感じでニヤニヤしてしまった。「涙は女の武器」という先入観を完璧に反転させている。
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うっかりお父さんだけが逃げてしまったばかりに巻き起こる家族のドタバタハートフルドラマかと思ったら、変な風に真面目な内容。性別役割分担や辛い経験の乗り越え方についての啓発ビデオのようだ。休日に金払って…
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誰もハッピーにもならなければ、不幸にもなりきれない嫌な感じがずっと続くあたり、するどいところついてきた映画でした。
人間落ち着きを失うとものごとを俯瞰して見れなくなるのだな。
子どもたちは何を思って…
言葉に表せない「気まずさ」を巧みに描くことに成功している。長回しや象徴的なモチーフ、後味の悪さ等ハネケ映画に近いような印象もある。雪原をキャンバスとする点在した機械や乗り物群は抽象画のよう。ラストは…
>>続きを読むかなり好き!社会の体裁だけはよいが薄っぺらい大人の男の本質を、思いっきり笑い飛ばしてて気持ち良い。一方でダメ男でも誰でも本質は弱いものよね…と、人間愛に溢れた洗練されたストーリーと、映像の美しさにも…
>>続きを読むFredrik Wenzel