アメリカ映画の匂いが濃厚な小津安二郎のサイレント。前半の強盗場面や路上の逃亡のショットは素晴らしいのだけど、後半の屋内のやりとりが、その異国的な内装は魅力的なのだけど、ストーリー展開としては緊迫感に…
>>続きを読む☆サイレント小津映画。蓮實重彦著「日本映画のために」刊行記念特集の一本。
☆「東京の女」と連続上映で一本扱いでちょっとお得感あり。
☆岡田さん、八雲さん、それから刑事の山本冬郷さんによる中盤以降の室…
アメリカ映画を日本で撮りました!って感じの、戦前小津映画。
そんな「アメリカかぶれ」(って言うと余りよくない響きだけど他に言いようもなく)な空気の中、二丁拳銃な八雲恵美子の美しさが光る!これは決し…
個人的に小津は戦後のホームドラマ路線より戦前のアメリカかぶれのハイソな作品の方が好み。この作品も美術とかに小津のアメリカへの憧憬が見て取れる。
「その夜の妻」とタイトルにある通り、今作の主役は妻。病…
小津のサイレント時代のサスペンス。原作を野田が一夜の出来事に脚色。強盗犯の夫が逃げ込んでからあとは、アパートの屋根裏という凝ったシチュエーション。小津は33年に「非常線の女」を作っているが、本作のほ…
>>続きを読む原作が海外小説ということを差し引いても、序盤の強盗シーンの背景となる巨大な建物はどこか非日本的だし、主人公家族が暮らす部屋もインテリアや調度品が洋風でまるで海外映画のよう。(その中で主人公の妻の和装…
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