⚪概要とあらすじ
ロサンゼルス映画批評家協会賞やイギリスのインディペンデント映画賞などで称賛された異色のサスペンス。
超高層ビルの工事を手掛け、翌日に重要な作業に控えている大手建設会社のエリート…
高速道路をひたすら走りながら、自分を取り巻く人たちとの車内電話を中心に展開。
タイトルにもある86分間、
トム・ハーディが車を走らせる姿と電話越しの会話中心という限られた空間と状況での一人芝居のよ…
ビルの建設現場
作業用のブーツを脱ぐ足
流れるような車のライト
留守電が再生され
ライトが滲む
主人公登場
映像が音楽のよう
現実を受け入れれば、解決策は必ず見つかるとか、終始真面目な雰囲気だけど…
車内の映像だけで終わる映画というとポール・ウォーカー主演の『逃走車』というのがありましたが、あれはなんというか低予算アクションだけど案外悪くない、みたいな印象の映画だった。
今作は夜のハイウェイで…
映画なのに、想像力をかきたてられるワンシチュエーションサスペンスの1本
ワンシチュエーション・サスペンス
1本分の作品のほんのワンシーンだけを
映した作品
作品として成り立つのか…?
しかし…
トム・ハーディがほぼひとりで演じる一夜の出来事。
次から次へと問題が起こり、なんとか事を納めようとひたすら電話で話すだけの主人公。
一番には自分の血への反抗や決別、自らの表明のための旅。
でも、とき…
「車の中で、電話をする」という、とてもシンプルなワンシチュエーションの映画。
3〜6人の相手と電話をして問題を解決していくわけだが、あの止めどなく電話が鳴り止まない感じと、そういう時に限ってどんどん…
償うとは何かという問いに応えるプロフェッショナル仕事の流儀。あまりにも全てが事務的で、職人仕事の美しさに感心する。しかしこの事務的で合理的で感情を排した手際に、逆説的な強い感情の抑圧が漂う。
人間…
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