昔々、アナトリアでの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

不思議な映画でしたねぇ…。
157分という長尺なんですけれど、なんとなく見入ってしまう不思議な映画でした。
2011年カンヌグランプリ作品。

宵闇の中の草原にヘッドライトの灯りが近づく。3台の車か…

• #ドラマ
• #クライム
• #ta_2019鑑賞

• #MyATB

【第64回カンヌ映画祭　グランプリ】
『雪の轍』ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作品。カンヌ映画祭でグランプリを受賞、トルコ・アカデミー賞では作品賞など10部門を独占したという。日本では劇場公開されず、…

• #第64回カンヌ国際映画祭

難解？単純？忍耐力が必要なトルコ長編映画

ユスフ三部作の一つでトルコ映画の洗礼は受けていたので、本作も序盤から同様の雰囲気を感じる。
ストーリーに商業映画的技巧を凝らすことなく、あるがままの事象を…

第64回カンヌ国際映画祭グランプリ。
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作。

トルコの鬼才ヌリ・ビルゲ・ジェイランが2011年に手掛けたサスペンスで、遺棄された遺体の捜索に当たる人々の姿を見つめます。
…

事件の真相に迫っているようで迫っていない。何気ない会話が多く物語の具体的な輪郭が掴めず少し難解な作品ではありましたが淡々としたショットや環境音がジワジワと染みてくる。
検事とドクターの会話が印象的で…

• #刑事達の他愛もない会話。石みたいに固い水牛のヨーグルトが気になる。頻尿。“永遠に生きる者はいない”草が揺れ、虫は鳴く。雷鳴が轟き夜汽車が走る。おっさんたちがひたすら車を走らせ時々止まって話をするという構図が淡々としすぎていてつい寝落ちしそうになる…
• #そもそも夜中に死体を探しに行く意味はあるんだろうか？クラーク・ゲーブル似の死体。死人を演じるのは辛い…事件というよりも警察サイドの中年男の悲哀がメイン？「桜桃の味」を彷彿とさせる簡素な景色のロードムービーだけど前作の「スリー・モンキーズ」に比べると長いだけの駄作だった。