「あなたは彼との間に子どもがいるじゃない。」
「でもあなたは彼と映画を生むでしょ。そんなの許せないわ。」
映画監督の夫が自分をモデルにした役を他の人に演じさせる、そのことを妻であり女優のジャン…
ミディアムショット〜アップショットが異様に多く、引きのショットが僅かしかない
音楽の使い方も個性的、ジャズっぽい音楽が映像に完全に合わせにいかず、浮いているような感覚がある
フィリップ・ガレル独自の…
フィリップ・ガレルの一家が出演。フィリップの映画に自分を出演させて欲しい、一緒に映りたいと懇願する妻。すでにこの映画でメタ的に実現してしまっているのがすごい。愛があるのかないのか、言い合いばかりの緊…
>>続きを読むガレル史上1.2を争うテクニカルな撮影と音響を持って、自身の映画化に右往左往する作家と周辺を本人たちが演じるというメタ展開。恐ろしいほどのパーソナルをとてつもなく「映画」に落とし込むこの時のガレルは…
>>続きを読む映画とともに生きる者たちへ一
ヌーヴェル・ヴァーグの継承者フィリップ・ガレルが美しいモノクロームで描く愛の荒野…至高のホーム・ムービー『救いの接吻』(1989)。
本作の出演はフィ…