川本喜八郎の切り絵アニメーション。質感がちょっとユーリー・ノルシュティンに似ている効果もあり面白い。安部公房の短編をアニメーション化。
【おはなし】解雇された労働者。帰宅すると"若い老母"は糸つむぎ…
久しぶりの川本喜八郎作品(U-NEXTに置かれてる作品集、観るの中断してたから)。
すでに観ている川本作品とは相当毛色が違い、安部公房原作のやや容共的な作風。
その部分があるがゆえに自分にはあまり…
まさに完璧な変身ヒーロー物語である。母親ははたらきすぎて一度しんで毛糸になってしまう。毛糸つまり死体なのだが正義のセーター人間として蘇生爆誕。しかしディストピア支配者その悪のブルジョアがくりだす貧困…
>>続きを読むジャケツによる温もりは幸せの象徴
内容
工場をクビになった青年は元同僚達に詩を配っていた。その間に母は毛糸になり、ジャケツになっていた。寒い冬が来る。
これを見る前に友達から、安部公房の作品…
安部公房作品によく見られる人間の物質化、並びに資本主義批判。今回は老婆がオーバーワークで赤いジャケツに変化。
人々が心血注いで働くことで政府が人民に幸せをもたらしますよ…と。
全体的に煤けた退廃的…