映画がエンディングを迎えても登場人物たちの状況はほとんど変わっていない。
ただ、その苦しい胸のうちを吐き出すことで、ほんの少し、心に風が吹く。
僕たちはそれに安堵し、外の世界へともどると、世界に対し…
観ていて心が苦しくて苦しくて生きてることって悲しみや苦しみが日常的だったり瞬間的に訪れているんだなと思いました。
けどそれと同じくらい誰かにふとした瞬間にすくい上げてもらっているんだなと感じること…
映画の日っていう軽いノリで観に行ったけど、心にずしんとくる映画でした。それでも人は生きていく。その一言が全てを物語っていた。ラストの都心の高架線からのぞく青空がすごく印象的。
見終わってすぐは消化で…
このレビューはネタバレを含みます
なぜ自分がこんな目に?妻を殺された男、妹を殺され婚約破棄された姉、田舎の女、ゲイ弁護士。全員がそれぞれの立場でこう言っているように見えた。しかしそれらの問いに答えが無いのが人生であり、人は皆その中で…
>>続きを読む高台に建つ豪奢な屋敷を見上げる人々の視線を使った黒澤。これ以上下がることのできない海抜0メートル、いや水面に人を置いた橋口監督。映画における高低差は饒舌。
人間に上も下もないのに何となく上やら下やら…
「恋人たち」を見ながらインスタグラムにはアップされない日常、SNSには書かれることのない日常ということを考えていた。日々のちょっといいことや楽しいことを人は記録するけれど、この映画には目を背けたかっ…
>>続きを読む映画の日@テアトル新宿
良い映画でした。中盤、ほんのちょっとダレて数瞬 寝落ちしたのだけど、映画終わった後印象に残る台詞も幾つかあって、主人公たち...特に篠原の遣る瀬無い心情に寄り添う様にして …
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