ゴダールの作品の中でも、多分トップレベルに一般受けはしなさそうな作品。
冒頭の女性が自分の情事について話す長回しから始まり、(ゴダール冒頭長回し好きだよね)、圧巻の渋滞長回し。カメラは右に動いてる…
ゴダールは、平凡な夫婦の週末旅行というシンプルな入り口から、文明の崩壊へと突入させる。車は進み、クラクションの嵐とともに社会の歪みが加速する。思わず息を飲む、あの10分間のトラフィックジャムのカット…
>>続きを読む久々にウィークエンドを観ましたのでコメントを残しておきます。あわらずすざまじい週末(終末)を感じますが、来るべき闘争を描いているにも関わらず、今の日本人からみると異世界転生の出発点とも思えてくるのは…
>>続きを読むこりゃすげぇや。支離滅裂な映像世界。次から次へと想像もつかない展開が繰り広げられる様は夢の世界のようであり、どこに向かっているのか分からないドライブ感を楽しめた。長回しで見せる渋滞のシーンは特に素晴…
>>続きを読むすべてが不快。この映画にとってはそれが褒め言葉になってしまう。
有名な渋滞のショットがやっぱりすごい。
この世の終わりのような一大絵巻。
メタ発言が多すぎるけど、これをブレヒト的というんだね。
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このレビューはネタバレを含みます
自動車=文明の象徴、ならば交通事故は戦争であり、自動車に対する銃撃や放火はゲリラや解放戦線によるテロリズムを象徴することになる。作物の育っていない広大な農地の真ん中に並ぶ長蛇の渋滞、響き渡るクラクシ…
>>続きを読むWeek-end, un film de Jean-Luc Godard. © 1967 Gaumont (France) / Ascot Cineraid (Italie).