皆が他者を遮る一方通行の言葉を持ち、傾ける耳を持てず、ここでは「余所者」のカトリーヌだけが、不協和音を和らげるようなはたらきをする(為し得てないけど)。
『理解はできないけれど愛している。この愛は…
ドランの映画はいつも音楽がとても印象的だけど、この映画もやはり冒頭の曲から持っていかれました。そしてこの冒頭の曲の余韻を引きずったまま、ラストまでいった感じです。そしてラストのMobyの曲もよかった…
>>続きを読む毎回、この人若くしてこんな映画が撮れる環境にあって幸せだなと思うけど、今回はその最たるものって感じ。羨ましくて妬ましくて眩しい。
"Je ne te comprends pas, mais je …
言葉以上に目の動きとか頬の引きつり方で伝わってくる。役者さんすごい。家族の1日を追ってるだけなのに、終始ハラハラした。家族だからこそ長い年月で積み重なってるそれぞれの関係性とか想いがあって、上手くい…
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本作は全く展開が読めず、どうなるんだろうとずっと考えながら見ていた。
音、映像、言葉、役者の表情ー。相変わらずドラン氏のセンスに脱帽した。
ルイを、愛しているけど理解できない母、お互いを知らない…
グザヴィエドランはとにかく"音"の才能がズバ抜けてる。
選曲、かかる音楽で表される心境、雑音の音量の上げ方…
言葉が足りなすぎて伝わらない人、
言葉が多すぎて思いとは違う事が止まらなくなって…
何…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual