現代「MIRACULUM(奇跡)」よりも、「神のゆらぎ」の方が秀逸。
主人公が
夫が輸血を拒否し続け、死へと自分から向かう(信仰ゆえに)
「全知全能の神が機能しないから」飛行機が墜落した
こ…
輸血を拒み続け、どこまでも教えに従ったエティエンヌが楽園行きなのか。
不倫の結果、飛行機事故に遭いながらも愛する人との永遠を得られた夫婦の死は楽園なのか。
輸血によって困っている人を助けたエホバ信者…
奇跡とは神が起こすものではなく偶然の重なりの上に、誰か1人の心のゆらぎひとつで起こるもの。
エホバの証人を持ってきたところに、なーるほどな~すんげえ~と納得した。
なんとも苦しい状況下に置かれた…
ドラン様を総なめしたい。
飛行機が落ちるのは、全能な神が存在しないから。
全ての運命に意味はない。それは偶然が生んだ結果。人間がその結果に意味を見出そうとする。宗教、愛、罪。自分を取り巻く何かが…
話の規模が壮大すぎて胸がヒュッてなってしまった、自分とは程遠い(無縁とは言わないものの 触れたことのない題材だった)内容のことで、考えが及ばずなかなか難しい映画だった
人間の温度が感じられていい作品…
見事な伏線回収。
信仰を問われる出来事に遭遇する主人公と事故を起こすことになる飛行機に乗り合わせる人達、二つの時間軸で物語が展開される。
お見事だった。
序盤、まさかこれはグザヴィエドラン監督作品!…
なぜ飛行機が堕ちるのか
それは全能の神がいないからだ
苦しみや悲しみが沢山あって
神の試練と捉えるか
神の不在と捉えるか
捉え方は無限で
エティエンヌの求めていた居場所は
本当に信仰の先にあるも…
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