チリ南部の西パタゴニア。
4200kmにも及ぶ海岸線と無数の島からなるこの地でかつて起きた先住民(インディア)の大量虐殺と、70年代ピノチェト独裁政権下で政治犯として殺され海に沈められた犠牲者の歴史…
チリの歴史と自然を水というモチーフで結びつけ、詩的かつ政治的なドキュメンタリーとして提示される。グスマンはチリの闘いやノスタルジア・フォー・ザ・ライトで示したように、チリの過去と現在を記憶の断層とし…
>>続きを読むチリの学校にも地図は貼ってあるけど細長すぎて1枚に収まらないから全体を見たことがなかった、という超弩級のリアリティでまず涙に暮れた。こういうことがあるから人類は生きるんだな。生きる意味はないけど理由…
>>続きを読む【第65回ベルリン映画祭 脚本賞】
『光のノスタルジア』パトリシオ・グスマン監督のドキュメンタリー。ベルリン映画祭コンペに出品され脚本賞とエキュメニカル審査員賞の二冠を達成した。
チリの歴史を紐解…
チリ、西パタゴニアの民族(インディオ系)の、海と宇宙に対する考え方、そしてチリに入植者してきた白人らが彼らに行った残虐行為、さらにそれと並行してチリ近現代史の闇(主にピノチェトのせい)を見せつけてく…
>>続きを読むチリの西パタゴニアと呼ばれる海岸線
そこに住んでいた先住民インディオ達の悲しい歴史
チリ出身のグスマン監督が自ら語り部となり
海の底出見つかったボタンから
水と水の遊牧民の記憶を辿るドキュメンタリ…
(c) Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015