このレビューはネタバレを含みます
ニューヨークの街角、地下鉄の映像(長回し)と音、娘がいなくて寂しいママから届く何通もの手紙を延々と読む。ママかわいいなーがだんだんとママからくる手紙めんどくせーなーーみたいなかんじに。最後は、ママめ…
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母親との距離感の表現が伝わった映画
nyの街並みと母親の手紙の朗読、
シンプルで他の要素を削ぎ落とされている。
母は娘を求めているが、娘側の想いや意見を言葉で出さない点が凄く好きだ。
母の気持…
不思議なもんで全然飽きない。
こういう作品を観るとある瞬間から何かが乗り移ったように別の自分に切り替わるというか、多分脳の中の設定みたいなものが変わって、“それ専用”になる。
その専用モードになるの…
音(自動車、電車等の乗り物)による母の手紙の阻害(存在の希薄化)、ぼやけていく声?そもそも観客は彼女の母親の声すらも知ることはなく終わってしまうが。
フランスにて拍動のように弱くなり強くなる親戚達の…
「街をぶっ飛ばせ」以降の作品ですが、実験的なライブ作品とみていいでしょう。
ニューヨークの夕方の街角のフィルム映像と手紙とは全く違うものにも見えますが、監督、撮影対象者の裏にある普遍的ななにかを感じ…
ニューヨークの決して表向きの顔ではなくより自然な人々や生活の姿。
定点、横移動のカメラワークいずれにしても、構図が決まっていて美しい。
そこまで憧憬を漂わせながら、ラストのモノクロになった映像は大都…
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