故郷の便り/家からの手紙に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「故郷の便り/家からの手紙」に投稿された感想・評価

はい

はいの感想・評価

4.0

夜さえも寝静まった時間に、薄暗い部屋でこれを観るのは幸せだと思う。何を映画にするか、どこまでが映画に成り得るか、足り得るか、という実験的な試みがこの時代にはあった。今はそれが枯れてしまった。手紙を受…

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村田

村田の感想・評価

3.5
🎞NY来たけど全然帰れんでごめん母さん
👍大都会の寄る辺なさを抉る透徹した趣旨

このレビューはネタバレを含みます

【故郷とは】

大都会ニューヨークの70年代当時の様子と、ひたすら朗読される母親からの手紙。

無機質な都会の雑踏と人間的な故郷の香りの対比がとても面白い。

これは恐らく70年代や80年代の東京に…

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ENDO

ENDOの感想・評価

4.0

紙やインクの質量は失われ、音として還元される母の手紙。過剰な愛情はアケルマンの冷静な声によって相対化され、その声すらも街の騒音で掻き消えてしまう。ほぼ屋外で撮影され、アケルマン的個室の内部は映らない…

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21世紀K

21世紀Kの感想・評価

3.9

ニューヨーク。
街行く人はごく一部がピントにのり、奥行きが感じられる。人が映らない風景はパンフォーカス気味。それでも立体的な空間が際立つ。
フレームを出入りする、フレーム内で現れては消える人物。
電…

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katohy

katohyの感想・評価

4.0

かなり実験的作品で、ストリーミングで鑑賞の為、途中で挫折するかもと思ったけど、偶然映し出される70年代のニューヨークの街や人に釘付けになる。
地下鉄のショットとか、面白かった。

当時のニューヨーク…

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シャンタル・アケルマン監督『故郷からの手紙/家からの手紙』(1977)

愛娘へに書き施す言葉に憑依する人生のさまざまな憧憬や哀しみ。
届いた言葉もまた街の喧騒に掻き消されていく。
ひとつの孤独がま…

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mat9215

mat9215の感想・評価

4.0

傑作『東から』に先行するドキュメンタリー作品。開巻直後は裏通りの無人の風景が続き、次第にメインストリート、地下鉄電車内、地下鉄駅構内といった人通りの多い場所に移行する。数多の人々を剥き出しで捉える手…

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petipetite

petipetiteの感想・評価

3.5
ドキュメンタリーとアートフィルムと映画の間にあるような実験的な作品

何か凄い映画
落書きだらけの地下鉄にゴミの吹き溜まった道路に煉瓦の建物1970年代のNYで自分が暮らしてる気分で観て楽しかった。

母親からの手紙は決して楽しい内容ではないし10日音信不通だけで心配…

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