オーロール・クレマンがシャンタル・アケルマン監督自身を思わせる映画監督を演じる。
対象に対して正確に正面か平行のカメラアングル、出来事の、あるいは交通機関を乗り換える「間」そのものが密度の高い表現に…
「人間は無力だよ。どんな流れにも逆らえない。」
『ジャンヌ・ディエルマン』に比べて抑えめな色調だけど、シンメトリー構図の使い方とか全体的なシネマトグラフィーの完成度は上がってるから、個人的には好み…
TarにオマージュシーンがあるとSNSで話題になっていたのはこの作品だったか。主人公の風貌もTarっぽい。
アケルマン作品の中では珍しく移動や展開が多くて見やすい。
女性に生き方を強制する社会、母と…
シャンタル・アケルマン監督のドラマ。
最新作のRR活動のため、西ヨーロッパ各国を巡っている女性映画監督が、滞在する先々で出会いと別れを繰り返す。
「心配無用よ。」
映画監督として成功し、社会的…
このレビューはネタバレを含みます
ロードムービーの趣で何処までも付いて回る孤独。主人公や家族の話など「家からの手紙」や「ノー・ホーム・ムーヴィー」で見たようなエピソードが有り自伝的要素が強いのでしょう。シンメトリーと横移動が印象的で…
>>続きを読む駅のホームをシンメトリカルに映したオープニングのショットから圧倒的。群衆が階段を降りていく階段を、主人公だけがその後ろにある電話ボックスに入り、架電の様子。かくしてこの物語は、電話に始まり、電話に終…
>>続きを読む