母へある夜の体験を告白する時、アンナの顔の半分が翳り、枕に伸びた彼女の横顔の影の唇から彼女の言葉が紡がれていくように見えた。彼女の肉体の半身・心の半身から産まれる言葉を聞いているようだった。
Fi…
ドイツからパリへ。
地に足つかない、居場所も拠り所もないような孤独なおんなのふわふわ旅路が堪らなくずしーーんってきた。
それぞれ出会う人たちの勝手な話を延々と聞き、ふわーんとしてる感じ、妙齢な時もの…
シンメトリー尽くしながらも、アンナの心理に合わせてポジションが変わって行くのが秀逸過ぎる。ジャンヌ・ディエルマンでもあったけどホント上手い。世間様のこうあるべきだを押し付けてけてくる様々なキャラとの…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アケルマンの映画がどんどん洗練されていく様子が面白いです ジャンヌ・Dよりこちらの方がフェミニズム映画的だったので、おそらくソフィアとガーウィグがより影響を受けたのはこちらではないかなと・・ アケル…
>>続きを読む動く『ジャンヌ・ディエルマン』って感じで相変わらず空虚で寒寒しく鬱々とした雰囲気が蔓延してる。
『ジャンヌ・ディエルマン』はあまりにも鑑賞時の疲れが凄すぎて手に負えない感があるけど、こっちは平面的…
睡眠導入剤。クソ眠い。定点、横スライド等、ところどころ良い感じのショットは有るのだが…。序盤の駅が「恋する男」っぽい。バスローブ脱いだ後、ベッドに横たわった男に乗っかる形で抱きつくシーンはめちゃくち…
>>続きを読む※何故かこれを『囚われの女』だと思ってレビュー投稿してました。
オープニングの固定ショットかっけえ〜!
全編サスペンスフルなショットで構築されているが、特に暗い列車の中をガチャガチャこね回して放浪す…