ホース・マネーに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ホース・マネー』に投稿された感想・評価

4.5

冒頭の写真からのパン→ヴェントゥーラ登場で「あっ、今回はカメラ動くんだ」ってドキッとしたけど、中盤過ぎにもう1か所あるだけだった。

ナイフを奪われるショットにおける手の強調ぶりはブレッソンのよう。…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

闇に浮かび上がる黒い肌は彼らの存在証明、何物にも侵され難い漆黒。ヴェントゥーラが連れてこられた場所は黒を白に塗り潰さんとする精神病院。二つの世界を繋ぐ通路をヴェントゥーラは通り抜け、今と昔、患者と夫…

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物語は、ポルトガルの植民地支配と移民労働者の搾取という歴史を重ね合わせながら進む。1974年のカーネーション革命前後の混乱が背景にあり、ポルトガルへ渡ったカーボベルデ出身の労働者たちの苦難が静かに浮…

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Juzo
5.0

映画の舞台は、ほとんどが暗い病院、廃墟、夜の通り、地下通路。
つまり、ここではなく、記憶の中を彷徨う幽霊のような空間。
ヴェントゥーラは老いて、震え、
言葉をつかみそこねながら、かつての政治的暴力、…

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shuki
4.4

序盤はもう息を呑んで見入ったが、あまりに画面がストイック(動きの無いスローシネマ)で、女の医者(?)が出てきたあたりから、しんどい時間があった。
ヴィタリナ登場のロングショットとヴィタリナが手紙読ん…

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あ...
5.0

そこら辺で買ったボロのカメラと数個の照明で作ったという現代のオーパーツでした。何をしたらああなるのか、全く理解ができません。
黒人の濃い肌色の美しさを、カメラを殆ど3回しか動かさず、ピンポイントの照…

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5.0

ペドロ・コスタ作品、実は観ていた😳というか、何故か板を持ってた😅家のDVD📀やBlu-rayを整理していて発見💡買ったのすら覚えてない開明獣は、やっぱりおバカさんでしょんみり🥺

ポルトガルに関して…

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4.7

BRDを購入したので久々に観た。

ただ歩く。それは場所と場所を繋げるだけでなく、過去と現在、生と死など様々なものを繋げながら持続され強固なものとなっていく。

そうした歩みの中でヴェントゥーラは歌…

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10割の心象風景。一度寝てしまった。
それぞれの画の良さは言うまでもなく、良い写真が喋ってるみたいだった。
Shaw
4.5

同じくネオレアリズモ的な作風の現代映画に『ノマドランド』があがるだろうが、あれは記憶に囚われた状態から如何に脱するかについての物語だった。

コスタは『ヴィタリナ』について、「自分なりの"さよなら"…

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