20センチュリー・ウーマンの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

20センチュリー・ウーマン2016年製作の映画)

20th Century Women

上映日:2017年06月03日

製作国:

上映時間:119分

3.8

あらすじ

「20センチュリー・ウーマン」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

 息子の教育をルームメイトの女の子に頼む母親とその息子とルームメイトとかが時代を生きる話。

 1970年代のアメリカの風景を音楽や写真と登場人物たちのナレーションで見ているだけで心地よさを感じるテンポや役者さんのお芝居もよかったです。3人の女性それぞれのキャラクターが魅力的で彼女たちが出てくるだけで魅入ってしまいました。

 ただちょっと登場人物たちのナレーションがコロコロと変わって、エピソードもバラバラに描かれるので散漫に感じてしまう部分もありました。それに確かに綺麗な映像でしたが、これ見よがし感も受け取ってしまって嫌味に思ってしまうところもありましたが、アメリカの男女は好きでもないのに同じベッドで寝ても何もしないのかと驚く映画でもありました。グイグイ来そうなのにオクテなのか何なのかと勉強になる映画でした。
叶愛

叶愛の感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

もう読まないで、おねがい。


あたし、おんなです。やから、分かりました。全員、あたし、でした。

声がきこえる。
今まで、あたしのことを、何度もすくってくれた、おんなのひとたちの声がきこえる。
「私、」
声が、きこえる。

みんな、あたしやった。あたしが、彼女たちやった。
あたしには、なんにも、ない、って、人に言ったこといっぱいあるけど、嘘です。ちゃんと、あたし、有ります。人より、色んなもの。でもそれが、誇る価値のないものって思い知るんが、嫌だったんです。いっぱい、嘘つきました。ハロプロも、嵐も、ほんまは、大好きでした。合唱曲が、北欧の音楽が、大好きやのに、一等、好きな人の、あたしの理解が未だ届かん、かっこいい音楽を思うと、怖くて、重さをはかって、そんな自分に絶望して、いつも言えん。まだまだ、まだ、先。先生の話す名作の映画、わからんのに、知ってます、みたいに、ニコニコして、聞いてました。彼はあたしの、半分やと、思ってました。あの子よりあたしの方が、相応しいって、思ってました。でもあの子のこと、可愛いって、誰より、誰より、分かっとったの、彼よりずっと、あたしやったと思います。嘘つきました。大声で話して、口開けて笑って、ゴチャゴチャ色んな色で毎日眩しいあの子達に、憧れとったんです。あたしが、なれんわけがないやろって、思ってました、なれんことにだけ、気づけませんでした。なろうとせんことが、一等、本物に近いことを、分かれんかったんです。あたし、どこやろう。あたしは、誰なのやろう。あたしはどの子で、どの彼に。そう思っとったら、いつの間にかもう、何もかも、手遅れでした。好きっていうことにも、嫌いっていうことにも、どっかで、ここやない、って思うように、

なりました
なったんかな
元々そうやったっけ
そうだった気もする

そもそも
こんなことどっちでも、
叶愛は叶愛で
かなえさんは、
ああでも違う、これは、また
彼の声だ

あたしの声は、
あたし、あたし、

ああ、あたし、おんなや。
なみだがとまらん。
爪噛むくせが、なおらん。人の前におると、まったく噛まんのに、ひとりで、映画とか本とか見とると、勝手に噛んでしまう。人の前で、あの子の、彼の前で、爪が噛めん。

「ほんまの自分なんておらんのちゃうん」声が聞こえる、

「私、あなたのこと好きよ。」
「多分、永遠に忘れないわ。」


安心したい。
あたしのことを、決して追い抜かずに、でも、あたしの先で、見守ってくれているもの。あたしのことを絶対置いていかずに、そうしてと頼まんでも、あたしの後ろから固く抱きしめてくれるもの。


「神様か誰かがくれた力なんだよね。お陰で苦労もするけどさ」


安心したかった。
あたしがあたしでおることが、世界で一番、正しいって、あたしじゃない、誰かから、あたしの心の中で浮かぶ言葉を、あたしじゃない声で、あたしじゃない手で、あたしのものじゃない温度で。手当たり次第に、正確に。
それを、探して、探して、欠片を、破片を、ああでも、これもみんな、あたしのもののようで、あたしのものにしたようで、ほんまはみんなちがう、

ちがうんかな
ちがくないよ
あたしの管だよ
ああでも、こんなんしとる
あいだにもまた、

「今あなたを抱きしめてくれる人は、あなた以外にはいないのだ」

「きれいな音楽は社会の腐敗を隠す」

全員、あたしだ。
なのにあたしは、
誰でもおりたくない

相反。鏡面。反射、相違に戸惑って、苛み、悪夢が本物。他者に齧り付いて、褒め言葉を、忘れられん。「やっと気づいたん?」て、言わないで。ああ、やっぱり、わたしは、最初からきっと無敵やのに、してきたこともやっていくことも、出会ってきた人とそれに対する自分のつい昨日までの過去の態度、愛想が良くて、犬みたい。自分だけの妖精の話を、あの子に睨まれるまで書いとったの、いつやっけ。面白くてよく笑う。髪が綺麗で足が細い。ママかと思っていく、あたしの顔。パパの好きやった歌を聞けず、教えてもらうものを古着のようやと感じていく。
「その人らになるん、あたしの頭の中の、あたしだけにしか聞こえん、あたしもたまに聞き逃す、自分だけの声の言語が、そのひとのものになる。」こうやって、全部がこうやって、また新しく、また繰り返し、怖くて怖くてならんくなって、あたしはいつ、正しくひとりぼっちでおれるようになるのやろう。

あたし、おんなや
もうそれしかわからん
アビーの写真がすごく好きだったな、

エルファニング愛してます、
もとや

もとやの感想・評価

4.5
やっとみた。コリャまいったぜ。クソ良いやんけ。なんやねんや。子離れ、親離れ、思春期、性、母と子の話以上に、もっと大きい器の話で色んなコトを思わされた。

映画全体の雰囲気がまず100点やな。オシャンが過ぎないあたりがあのオシャン具合がオシャンでええなぁ。スケボーシーンがいっちばんすき。無セリフのシーンではね。あとはSEXやらメンストレーションやら真剣に真っ直ぐで色々おもろかったわ(笑)エルファニングはソフレは理性崩壊するやろアホか。ソフレ兵器。ソフレファニング撲滅運動。ジェイミーギンギンやろがい。

アビーエモすぎて💯雰囲気ドラタトゥのルニマラにクリソツやった。何回も言うけど蜘蛛の巣を払うオンナ、ルニマラ必須やろがいホンマ、、。

偉大な映画でした。自信を持ってオススメしたい。友達に、家族に、みんなに。
miumiu

miumiuの感想・評価

4.0
マイク・ミルズ監督自身の母をモデルにした作品。
アネット・ベニング演じる、高齢出産で子どもを産んだシングルマザーのドロシアと息子のジェイミーを軸にしながら、下宿に住む写真家アビー、ジェイミーの女友達ジュリー、大工のウィリアム、それぞれの視点や立場でストーリーが語られ進むのが新鮮だった。

親の心、子の心、男性視点、女性視点。
「親だから」とか「女だから」とか「まだ子どもだから」という括りはナンセンスだし、古臭い。
型にはまらない人物の描き方、心の揺れの切り取り方が見事。
70〜80年代頃を舞台にしていて語り口も回顧的なのに、むしろ新しく感じた。
(フェミニストであろうとするジェイミーが痛い目みる場面もある… これもひと昔前だからではなく、今でも普通にありそうだよなあ。)

音楽がいい。パンクやアメリカの当時の時代背景に詳しいとより楽しめるんだろうな。
海外のインテリアは色鮮やかでいいなあ、ステキ。
そしてエル・ファニングはカラフルでカジュアルな服装もランジェリー姿も煙草をふかす姿も可愛すぎ! だった!
em

emの感想・評価

3.7
名言多数。キャラクターを無理にはちゃめちゃにしない感じがとても見やすい
a

aの感想・評価

4.0
わかりたくても、わかり得ないことってある。人は何面性もあるもの。
イケてるってなんだろう。タバコ吸ってクラブに行って、ミステリアスで、永遠を信じず誰とでも寝て?語ってるふりしてなんにもわかってない。そうじゃない。若い頃っていろんな世界を見たくなる。だけど本質ってなんだろう。

複数の人と肉体関係を持つのはダメなのか。
生理はどうしてタブーワードなのか。
フェミニズムには賛成か。
結婚はすべきか。
子供は持つべきか。
恋に落ちることと愛することは別物なのか。
人を永遠に愛せるのか。
いろんな価値観の人がいる。
もう正解なんてわかんないし考えたくなくなる。

見せかけに頼らず、誠心誠意、人と向き合って。のらりくらり、時々いっしょーけんめーい、生きようっと。
なんか感想が難しい映画

見終わったあとのフワッとした感覚
それぞれの登場人物がすごい魅力的
そのわりには物語は淡々としていて気づいたらあっ終わったんだ~って感じ~

でもなんか良い!
少年目線から言わせてもらうと、母親も含めてこんなわけの分からん女子たちに囲まれてたらゲーム喫茶もしくはコインスナックに一日中入り浸って買い食い&ブロック崩しの毎日だったと思う。最悪KABA .ちゃん並みのオネエ一直線だったろう。…、〈最悪〉発言は撤回。
羽奈

羽奈の感想・評価

3.5
思春期にー
少年からぁー
大人にぃー
変わるぅー

女性陣がひたすら素敵