あとのまつりの作品情報・感想・評価

あとのまつり2009年製作の映画)

製作国:

上映時間:19分

3.4

あらすじ

「あとのまつり」に投稿された感想・評価

あー

あーの感想・評価

3.5
何かを忘れたら忘れたことすら忘れるから風船に手紙をつけて飛ばしてそれを拾った人に覚えていてもらおうってのはめちゃ好きなんだけどなぜかそこまでハマれず
ゴダールっぽいけど黒沢清の『ドレミファ娘の血は騒ぐ』レベルの傾倒の仕方じゃなくてちゃんと瀬田なつきの個性も出てるから成功だとは思う
再見。好きではないが、年齢不詳の中山絵梨奈の顔を捉えたカメラの距離とフレーミングが毎回的確で唸る(冒頭の姿見に映る中山絵梨奈を捉えた切り返しショットは見事!)。
役者に対する台詞の発声は甘すぎるが、瀬田作品は役者の少女的な身振り以上に時間と空間の戯れを軽やか且つ大胆に描く編集感覚こそが素晴らしい才能だ。
瀬田なつきの素質は現代映画における本物の才能だと信じてるので(最近の作品にこそ文句ばかり言ってしまっているけど)、心の底から『とどまるか なくなるか』や『彼方からの手紙』以上の次なる傑作を期待してる。

ちなみにこの作中の台詞の中で扱われる記憶についての言及はそのまま堀禎一『魔法少女を忘れない』へと繋がる。
二度と起こらない何かが、ずっと前に起こった。そして、このフィルムの少年少女のようなことは、きっと、否、ぜったいに誰にでも起こっている。そして、ぼくらは、そんなことが起こったことさえも忘れて、「激動する世界」の中で、怒り、悲しみ、憤り、空しく毎日を過ごしている。(梅本洋一)

全文はこちら↓
https://www.nobodymag.com/journal/archives/2009/0310_0738.php
茅

茅の感想・評価

-
確信犯的に表皮的で好き。横浜らへんという舞台設定もテーマにそぐってて良い。たまたま神奈川県から東京へ進む電車の中で見た。

サンクスシアター、全然見れなかったな…特に長編…
たむ

たむの感想・評価

3.0
記憶がなくなってしまう病が蔓延した近未来を舞台にした青春映画です。
時間と記憶の曖昧さを描きつつ、忘れられても覚えている切なさがありましたね。
しゅう

しゅうの感想・評価

2.8
サンクスシアター。

瀬田なつき監督作初鑑賞。

目当ての仲野太賀の出番はごく僅か。

最初から現実から浮遊したような詩的な映画は、やはり肌に合わない。自分の好みは泥臭い現実の果てに詩的な余韻の残る映画だ。
超絶!おそらく瀬田なつき最高傑作!

記憶がなくなる病が流行るというSF的な設定をもとに、切ないボーイミーツガールを描き、一方で記憶がなくなることはすべての景色が鮮やかになると宣言する。その説得力を増すショットの数々。最高。
Taul

Taulの感想・評価

2.0
『あとのまつり』(2009)サンクスシアターでこの作品から初の瀬田なつき作品を数本鑑賞。ゴダール×少女×記憶遊びの19分。ポイントが複数ありぼやけた感じはあるが、少女のドキッとする躍動感をうまくカメラに収める。音の品質がいまいちで残念。時空超えやモノローグ風な演出もありきたりな感じがせず楽しめた。ロケ地が面白い。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.2
【サンクスシアター19:イシキノユラギ、エイガヲシンショクスル】
Mini-Theater Aidの返礼であるサンクスシアターの期限が迫っているので、もうそろそろ本気を出さなければと思いつつも『ジョギング渡り鳥』や『ポルトの恋人たち〜時の記憶』のようなイマイチな作品と出会ってしまったり、『イエローキッド』や『SYNCHRONIZER』のように凄さは分かるが自分の心にガツンと響く作品出なかったりと涙目です。若干、心折れているのですが瀬田なつき監督の『あとのまつり』がめちゃくちゃ面白かったので気力を取り戻しました。感想を書いていきます。

瀬田なつきは思春期少女の有り余る力が、身体を制御できずふわふわと突き動かす状況を捉え続けるユニークな監督だ。そのルーツはどうもジャック・リヴェットの浮遊感に由来するようなのですが彼女の場合、日本の少女の爆発的な感情に特化している。また、瀬田なつき自体が内なる感情を爆発させ、前衛的な手法をたたみかけてくるので好き嫌いが露骨に分かれがちな監督ともいえる。

ただ、彼女の手法は決して気まぐれによるものではない。いや、ひょっとすると気まぐれかもしれないが、映画の特性に沿ったものと言えよう。本作の場合、意識の揺らぎを映画の文法に落とし込んでいる。

舞台は、記憶を失うことが日常となった世界。少女ノリコ(中山絵梨奈)が鏡に向かってこの世界について語る。

「はじめまして」と鏡に映る自分に向かって話すのだが、鏡に映る彼女と実像の彼女の表情を変えて、間を与えて切り返すことで、まるで別人と対話しているような錯覚をもたらす。記憶が揺らぎ、自他が移ろいゆく過程をカット繋ぎで表現してみせるのだ。

そして時は2095年。パソコンのディスプレイ越しに失われた過去へ飛び込む。映像は、既に撮られたものなので一意に定まるのだが、その映像の中では少女の主観によって語られるため、不安定だ。自分の意識の中で認知の歪みが発生しているように、男の子が走っていくショットが切り替わると、あり得ない方向から彼が出現したり、ノリコも瞬間移動する。そして、歌ったり立ち止まったり突発的な感情をぶちまけながら疾走していくのです。

『ファーザー』がアンソニー・ホプキンス演じる老人の意識の揺らぎを、カットと長回しと一貫性のない時空の歪みによって巧みに演出していたように『あとのまつり』も意識の揺らぎを超絶技巧の編集テクニックで捉えた傑作でありました。

P.S.サンクスシアターは迷ったら濱口竜介か瀬田なつき映画ですね。
shihong

shihongの感想・評価

2.4
みんな子供だ!(笑)
大賀がチョロにそっくりで、元気担当ユースケも!(笑)


ゆりかもめのシーンは好き。
ショートフィルムの雰囲気でてた。
しかし何故踊るの。

子供の棒読みは許すけど、誰だあの顔の出ない棒読み男。


2009年から数十年後、て言っておきながらまた現代に戻ってる?
ひぃおばぁちゃんの映像見ながら映像と記憶の中に入って戻ってはまた・・・てループか。。
2095年にしてはサッパリ未来感ないから気がつきにくいです。


そして現象の解明はないのか。。
なんで世界は滅びないのか。。
記憶の失い方が中途半端だなっ。


ショートの場合、もう少しわかりやすいオチつけないと。
もやもやに包まれた観客は不満しか感じません。
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