労働人生
就職をして大人の仲間入りを果たし、これからの生活に期待し、胸を膨らませるが企業の事務職など毎日同じことの繰り返し。
大人になるということは、資本主義の歯車となることでもある。
その理想と…
初めてオルミ監督の作品を見た。中学を卒業して就職した少年の初々しさ、青春、そして社会の歯車になるということが描かれていて面白かった!白黒で描かれていて、当時の街並みなどを映す感じは確かに遅れたネオリ…
>>続きを読む新文芸坐シネマテークvol.45で鑑賞。
家庭の事情から若くして就職することになったドメニコは、ミラノの大会社の適正試験で、美しいアントニエッタと出会う。
伊エルマンノ・オルミ監督の長編2作目。
労…
日々一喜一憂しながら働いている身からすれば、オフィスのドライな空気感の切り取り方や些細な救いがリアルそのものでただただ同情しかない。ここ最近の自分の職場環境とリンクするものもあって、無理矢理有休にし…
>>続きを読むE・オルミ監督の初期作。低賃金だが生涯安定の大企業就職に挑む青年描くドラマで、古そうでいて現代にも通ずる展開に、自身はどうだったかと重ねたり。軽快な作りではないのでやや辛抱はいるが、初々しい女子との…
>>続きを読む静かな映画。主人公は伏し目がちで、声も小さい。会話も少ない。音も少ない。冒頭、ベッドに横たわる主人公。からの室内長回し。エリーゼのために。冒頭、列車に乗るシーンを割らなくて良かったのでは。就職試験は…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
最初から最後までずっと、席を奪い合う社会で居場所がないという話。
肩身が狭い思いをし続ける主人公を見続けて居た堪れなくなった。
主人公の目を開く場面から始まる映画だが、ラストには視力を失っていくこ…