このレビューはネタバレを含みます
むしろスッキリした。
死ぬしかない人は死んで、どうしようもない家族は崩壊したわけだから。
印象的だったのは田中麗奈演じる死刑反対論者が滑稽に、マヌケに描かれていた点。
死刑囚に洋菓子を差し入れ、精…
三浦友和演じる清のような、何でも自分の言うことが正しくて、それを押し付ける人っているんですよね。
こういう親に育てられても、本作の長男のような親に逆らわず言うことをよく聞き親からすると育てやすい子、…
2度目の鑑賞。
(良い意味で)二度と観たくない(褒め言葉としての)胸糞映画だったが、葛城事件のような事件が多発する世の中に益々なってきたことも手伝って、どうしてもまた観たくなってしまった。
ここまで…
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「俺が一体何をしたんだ?」
「俺は何も悪くない」
その年までそういう風には生きられないはずなのに、生きてこれてしまった人、葛城 清(三浦友和)の人生の顛末の話ですね。
かなり重い映画です。
…
お母さんがとにかく怖かったー。
最期に食べたいものを聞いておいて否定するところ。
長男の奥さんに息子が死んだのはあなたのせいというところ。
カナブンの話をするところ。
お父さんは(ここまで悪態つか…
公開時からいつか観る気ではいましたが、鑑賞後は絶対に重苦しい気分になることが分かっていたのでなかなか観るに至っていませんでした。今日はついにそんな気分になれたので、やっと鑑賞できました!
総じて、…
はじめから終わりまで、ほぼ不快感が持続する。湿度の高い目には見えない不快な空気がねっとりとまとわりつく感じ。ずっと観ているこちらを不快にし続けることができるというのも、なかなかすごい映画。家族の病理…
>>続きを読む※ネタばれ
希望を一切描かないが、それがこの家族の現実であり、そこに忠実である作品自体に誠実さを覚えた。
ここまでひたすらに完成された地獄を作り上げることができることが、僕には希望に思えた。舞台挨…
(C)2016「葛城事件」製作委員会