海賊とよばれた男の作品情報・感想・評価

「海賊とよばれた男」に投稿された感想・評価

海賊とよばれた男

2013年に公開された「永遠の0」の岡田准一×山崎貴×百田尚樹が再び。
出光興産創業者 出光佐三をモデルとした百田尚樹のベストセラー小説を映画化。
1945年 敗戦後の日本
国岡商会の店主 国岡鐡造(岡田准一)は、売るべき石油がなくなろうと 店員を誰一人解雇することなく道を切り開こうとしていた。
そこに至るまでの過去 訪れる苦難の数々を通し、日本人の未来を誰よりも信じた男の 海賊とよばれた男の半生を描いた作品だ。

役者は皆素晴らしいし、20代〜90代までを演じ分ける岡田准一がスゴい。
決してつまらない作品ではなかった。
が、終始上の空感が否めない。

極論かもしれないが、出てくる人間は3パターンしかいなかった。

勇ましい人間
勇ましい人間に感化される人間
典型的なイヤな人間

そんな風に括れてしまう人間達に魅力を感じるのは難しい。
あなたやぼくと同じ人間の出来事だと実感するのも難しい。

今あなたは家にいるかもしれない
道を歩いているかもしれない
電車に乗っているかもしれない
カフェでお茶をしているかもしれない
何にせよ、周囲に人がいると思う。

見ず知らずの他人なんて(お互い様だけど)パターン別に括れてしまう連中だし、よっぽどのことが無ければ興味も抱かない。
その心を感じ取ることなんて絶対ない。

スクリーンに映る人物達が果たしてそれでいいのだろうか。
いや、いけない あってはならない。

何故そういった想いに至るのか
何故そんなにも逞しくいられるのか
何故そんなにも捻くれてしまうのか

そこに至る心のプロセスを大きく欠いて描いている場面が多過ぎるため、深い感情の領域にまで引き込まれることがなかった。

トラブルが起きたかと思えば、あっという間に解決して次の展開へ向かう。
そのトラブルに際し生じた葛藤が深く掘り下げられることなくシーンが切り替わっていくため、観客の心は置いてきぼりを喰らうことが多い。

点として描かれるシーンばかりで、線として連なっていくシーンにまで達していなかった。

現在と過去を織り交ぜながら描く手法はよくあることだが、明かすべきでない要素を先に明かしてしまっている場面が多い。

誰が死ぬことになるのか
妻とどうなるのか
船がどうするのか

国岡鐡造にとって重要な出来事のはずなのに、その末路が予め分かってしまう。

その細部を把握できずとも、辿り着く答えが分かってしまっている以上 ハッとさせられることは起こり得ない。

分かっていながらも、すべてを凌駕するだけの素晴らしいシーンも描かれちゃいない。

予告編に関しても重要な場面を使い過ぎていて、終盤における感動の妨げにしかなっていなかった。
日章丸事件等の実話ベースであるためネタバレもクソもないのかもしれないが、最後までハラハラさせて欲しかった。

国岡鐡造という男を モデルとなった出光佐三がやってきた仕事面を知ることはできるのかもしれないが、彼の人となり その心の奥底まで垣間見えることは一度たりともなかった。

力強い人間達の力強い部分ばかりが注力して描かれる。
本当に見たかったのは、力強い人間達の弱さ その弱さをどう払拭するのか
弱さを振り払った上で手にする力強さであった。

上下巻に至る原作小説を145分でまとめ上げる
そのために生かすべきエピソード 捨てるべきエピソード
その選定が 描くべき心の葛藤がズレていたように感じる。

劇中の魅力的なセリフ「いっちょやってやろうやないか」に感じたアツさを、胸の高鳴りをもっともっと見せつけて欲しかった。

青春★★★
恋 ★
エロ★
サスペンス★★
ファンタジー★★
総合評価:C
mameji

mamejiの感想・評価

3.7
やっぱり岡田准一演技うまいなぁ。山崎監督とのコンビは最高ですね。
A17211

A17211の感想・評価

3.5
男ならロマンを感じる映画。話の半分以上が主人公の晩年の話で、岡田くんはほとんど特殊メイクで年配の人の芝居をしており、
それに違和感を感じなかったのがすごいと思った。
まぁさ

まぁさの感想・評価

3.9
映画よりも小説で見たい作品
大和魂を学べた実話

 下手くそな朝ドラの総集編を時系列をいじって見せられた印象。
 折角面白そうな一代記をやってるのに、一代記をやりたいのか、戦争物をやりたいのか、池井戸潤的企業物をやりたいのかさっぱりはっきりしない。ちゃんと一代記としてエピソードを順繰りに組み立てて伏線にしていけば、若いころとイラン封鎖を突破した話が海賊の1点で繋がっていくのに。結局積み上げで全体を見て作ってないんだよね。
 時系列をいじる効果も感じないし、ラストに元妻の話を持ってきても出ていった話の先で別に出てないから特にカタルシスもない。イラン封鎖突破はかなり面白く描けそうなのに説明&説明でつまらない。登場人物を全部架空に設定してるのに実際のイランの革命の話を文字で後付けするのも理解できない。
 山崎貴作品に共通することだが、音楽の付け方が絶望的。こちらの感情を勝手に規定して悲しいだろ?みたいにかける音楽が本当に頭にくる。
mamipigu

mamipiguの感想・評価

3.2
1番の感想は、『特殊メイクって凄いな。』ってことだった。
岡田君が歳をとるとああいう感じになるのかー。

「違う!熱が足りんのんよ!!」
これに尽きるんだなぁ。。

原作は知らないけど、ちょいちょい足らない気がした。
きっと原作はもっと色んな人のこと丁寧に綴ってるんだろうなぁ。
大河級の話しでした。
ankoroll

ankorollの感想・評価

3.5
熱い男の話は好き。情熱は成功の秘訣。
義理bot

義理botの感想・評価

4.3
石油が原因で戦争が始まり、石油と共に成長してきた日本
そこに焦点を当ててるこの映画。
生活に切っても切れないエネルギー源の大事さがわかる。

日本人が日本人のために。
人がやってくれるんじゃない、俺がやる。

たまに無骨だけど硬派で、だけど柔軟で。

今と比べて荒ぶっていただろう世の中でもがいて
従業員を食わせるため、日本の将来の為に必死に生きた男。カッコイイ男の話

やっぱりこういう身体の底から鳥肌を湧き出させる映画はスゴイよ
これは百田さんの本も読んでみようかな
it

itの感想・評価

-
いい眼鏡
>|